第四章から理解する「ウェブ時代をゆく」
2007年 11月 24日
「ウェブ時代をゆく」、第四章からは素直に「なるほどなぁ」と思いつつ読んでいます。
第四章は特に、著者の梅田望夫さんご自身がどのような人生戦略で生きてこられたかを具体的に書いていらっしゃって面白かったです。
どうすれば「好き」なことを仕事にできるのか、どうすれば自分の仕事を戦略的に高めていけるのかという問いに対する、ひとつの実例として参考になります。
一言で言えば、「自覚的に生きよ」ということになるでしょうか。
常にアンテナを張り巡らし、自分の興味を引いたものに対して、どこになぜ興味を持ったのかを分析し整理して積み重ねることで、自分の志向性を把握すること。
そして行動すること。
たしかに、24時間365日そのように自覚的に生きていれば、どんな時代にもサバイバルできるだろうと思います。
分かっちゃいるけど、正直「めんどくせっ」と思ってしまったぼくは、だから勝てないんだなぁ。
それはさておき。
第四章を読んで思ったのは、ある人々にとっては、この第四章から先に読んだほうが理解が早いかも知れないってことです。
この第四章というのは、取り立ててインターネットがどうこうという話は出てきません。
インターネットの「あちら側」と「こちら側」という言葉で言うなら、「こちら側」の話として読める。
ウェブ時代のなんたるかがよく分かっていない人々にとって、ネットのあちら側のことっていまいちピンと来ないと思うのです。
彼らが知りたいのは、いま自分のいる世界で、どうすれば上手くサバイバルしていけるのかということでしょう。
世間一般でよく売れている「できるビジネスマンのなんたら」とかいう類のビジネス書なんかも、読んだことないですけど、たぶん「転職のススメ」とかじゃなくて、今いる職場でどうすれば上を目指せるかみたいな話なんじゃないでしょうか。
で、第四章というのはまさに、今いる世界でどうすれば上を目指せるかという話として読めます。
なので、読み手の「今いる世界」に軸足を置きつつ、「なるほど、インターネットというのは、それを実践するにあたって強力なツールとして使えるのだな」とか、「なるほど、ウェブ時代というのは大きな変革期なのかもしれないな」といった具合に理解していけるのではないかと思います。
ネットのあちら側に抵抗感のある人々を啓蒙するにあたっては、ネットのあちら側の世界観をこちら側に紹介するというアプローチだけではなく、ネットのこちら側の世界観であちら側を使うための手引きが有効なのではないかと思います。
多くの人にとってのアプローチというのは、理解してから使うのではなく、使っているうちに理解が進むというものじゃないでしょうか。
インターネットにしても、それは同じでしょう。
難しいのは、まず最初、手に取らせることだと思います。
それには、その人の今の価値観でその有用性を語ってあげるのが一番てっとり早い。
これだと、「まず新しい価値観を理解して・・・」というフェーズをすっ飛ばせるので。
人間、自分にとって益になると思えば使うわけで、使っているうちに理解が進むわけで。
そういうアプローチとして、第四章から理解する「ウェブ時代をゆく」もありかと思います。
第四章は特に、著者の梅田望夫さんご自身がどのような人生戦略で生きてこられたかを具体的に書いていらっしゃって面白かったです。
どうすれば「好き」なことを仕事にできるのか、どうすれば自分の仕事を戦略的に高めていけるのかという問いに対する、ひとつの実例として参考になります。
一言で言えば、「自覚的に生きよ」ということになるでしょうか。
常にアンテナを張り巡らし、自分の興味を引いたものに対して、どこになぜ興味を持ったのかを分析し整理して積み重ねることで、自分の志向性を把握すること。
そして行動すること。
たしかに、24時間365日そのように自覚的に生きていれば、どんな時代にもサバイバルできるだろうと思います。
分かっちゃいるけど、正直「めんどくせっ」と思ってしまったぼくは、だから勝てないんだなぁ。
それはさておき。
第四章を読んで思ったのは、ある人々にとっては、この第四章から先に読んだほうが理解が早いかも知れないってことです。
この第四章というのは、取り立ててインターネットがどうこうという話は出てきません。
インターネットの「あちら側」と「こちら側」という言葉で言うなら、「こちら側」の話として読める。
ウェブ時代のなんたるかがよく分かっていない人々にとって、ネットのあちら側のことっていまいちピンと来ないと思うのです。
彼らが知りたいのは、いま自分のいる世界で、どうすれば上手くサバイバルしていけるのかということでしょう。
世間一般でよく売れている「できるビジネスマンのなんたら」とかいう類のビジネス書なんかも、読んだことないですけど、たぶん「転職のススメ」とかじゃなくて、今いる職場でどうすれば上を目指せるかみたいな話なんじゃないでしょうか。
で、第四章というのはまさに、今いる世界でどうすれば上を目指せるかという話として読めます。
なので、読み手の「今いる世界」に軸足を置きつつ、「なるほど、インターネットというのは、それを実践するにあたって強力なツールとして使えるのだな」とか、「なるほど、ウェブ時代というのは大きな変革期なのかもしれないな」といった具合に理解していけるのではないかと思います。
ネットのあちら側に抵抗感のある人々を啓蒙するにあたっては、ネットのあちら側の世界観をこちら側に紹介するというアプローチだけではなく、ネットのこちら側の世界観であちら側を使うための手引きが有効なのではないかと思います。
多くの人にとってのアプローチというのは、理解してから使うのではなく、使っているうちに理解が進むというものじゃないでしょうか。
インターネットにしても、それは同じでしょう。
難しいのは、まず最初、手に取らせることだと思います。
それには、その人の今の価値観でその有用性を語ってあげるのが一番てっとり早い。
これだと、「まず新しい価値観を理解して・・・」というフェーズをすっ飛ばせるので。
人間、自分にとって益になると思えば使うわけで、使っているうちに理解が進むわけで。
そういうアプローチとして、第四章から理解する「ウェブ時代をゆく」もありかと思います。
by kude104
| 2007-11-24 19:39
| 本