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世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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Web2.0な時代の情報エージェント

で、昨日の続きなんですが。

「有益な情報を、いかに手軽に短時間で摂取するか」という要求は、今後ますます強まるものと思われます。
当然、ネット上でもそういうサービスが支持されるに違いない。

ひとつには、テキストの自動要約機能ですね。

ページまるまる読む前に、まずはコンパクトに要約されたものにざっと目を通して、「これは自分が求めている内容だな」と判断すれば、改めてじっくり読む。
そういうスタイルが確立されれば、それだけで、情報の取得はぐっと楽になる。

テキストの自動要約機能は、完璧とまでは行かなくても、内容を把握するのに十分使えるレベルのものなら、おそらくすでに技術的には確立されているだろうと思います。
あとは、実際にそれをWebに適用するだけ。
それだけで、おそらく世界はぐっと便利になる。

Googleあたりがその気になれば、一週間と待たずに導入できそうな気がするんですけどねぇ。

で、自動要約ができるということは、同じ技術で、テキストからテーマを表すキーワードを自動抽出できるということです。
そして、キーワードが抽出できれば、同じテーマについて書かれた別のテキストが検索できます。

そうすると何ができるかと言うと、たとえばこんなツールができる。
あるテキストを読んで、ユーザが「このテキストは面白かった」という意思表示をツールに対して行う。
するとツールはそのテキストからキーワードを自動抽出し、「ご主人様は、このキーワードに関する情報を求めていらっしゃるのね」と判断する。
で、ユーザが、「おい、なにか面白いテキストを出してくれ」とツールに指示を出すと、ツールは「ご主人様が関心をお持ちのキーワード」データを参考に、ネットからテキストを探し出して来て、「こんなテキストはいかがでしょう?」とユーザに提示する。
ユーザはそれを読んで、「ほほう、面白いじゃないか」とか「興味ないね」といったリアクションをツールに返す。
これを繰り返すことで、ツールはユーザの好みを学習し、ユーザに合ったテキストを高い精度で見つけ出してくれるようになる。

こういう情報エージェントは、ネットの初期から「あったらいいな」と言われてきたように思いますが、“Web2.0”と言われるこの時代になって、まさに「状況は整った。あとは出現を待つのみ」という状況なのではないかと思います。

関心は、誰が最初に実用化するか?という話ですね。
というより、いつGoogleが実用化するか?という話かもしれません。
by kude104 | 2006-01-26 22:13 | PC&ネット