世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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TBもいただいたことだし、tumblrについてさらに考えてみる。
例によって、tumblr自体について無知なまま書いているので、間違い等は教えて頂けると嬉しいです。

まず、やはり、tumblrに転載されるのを嫌う人のために、メタタグなんかにtumblr拒否の意思表示をしておけば転載されないといった仕様は実装されるべきだろうと思う。
転載問題の根本的な解決策ではないけれど、多少の対処療法にはなるだろうし、こうした仕様があるのとないのとでは、あったほうが仕組みとしての完成度は高いと評価できるし。
いずれそのうち実装されるだろうとは思うけど、転載されて困っている人は、そのへんtumblrの作者に要望出して働きかけるといいのではないかな。

それ以外に、イラストコンテンツの作者側ができる対策としては、たとえばイラストの画像ファイルをFlashファイル(swf)化するという手はどうだろう。
クリックしたら自サイトにジャンプするようなイラストFlashを作って、それを画像ファイルの代わりに公開するわけ。
Flash作るというと難しそうだけど、Flashソフトに画像ファイルを読み込んで、クリックしたら指定したURLにジャンプする命令を1行書いてパブリッシュすれば終わりだ。
たしかフリーのFlashソフトがあったと思うので、それ使えばいいんじゃないかな。
tumblrでFlashの「引用」がどう処理されるのか分からないけど、単純な画像ファイルよりは作者側が自分の意思を通せそうな気がする。


tumblrに限らず、この問題の本質は、一般的にディベロッパーよりもパブリッシャーのほうが立場が強いというところにあるように思う。
あるいは、コンテンツよりもメディアのほうが、材料の生産者よりも加工業者のほうが・・・などなど、基本的に世の中というのはそういうふうにできている。
消費者に近づくほど立場が強く、遠ざかるほど弱くなるわけ。

このtumblrの問題にしても、本質的には、どうしたってイラスト作者よりもtumblrなりニュースサイトのほうが消費者に近くなるってところに、なにかこう越えられない壁のようなものを感じるわけだ。
この壁を越えようと思ったら、イラスト作者たちが集まってひとつの制作者集団を作って、自分たちで自分たちのメディアを持つといったような動きが必要になってくるのかも知れない。
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by kude104 | 2008-01-16 22:44 | PC&ネット

tumblrが突きつける問題

イラスト作者とtumblrユーザー間の論争 : ARTIFACT ―人工事実―

tumblrというサービスについてほとんど知らないのだけど、察するに、Webページのスクラップブックのようなものを簡単に作れちゃうサービスって感じでしょうか。
個人的に使用する範囲においてはすごく便利そうですが、こうして作った「マイ スクラップブック」をみんなに公開できるところが、トラブルの火種になっているという話。

tumblr1段階引用(元サイト→tumblr1)なら、ある程度元サイトの紹介ということで収まりも付くだろうけど、tumblr2段階引用(元サイト→tumblr1→tumblr2)、tumblr3段階引用(元サイト→tumblr1→tumblr2→tumblr3)とかになってくると、もう元の出典が分かりませんてな感じになるらしい(tumblr間なら、大丈夫らしい)。
3段階引用でtumblr3にアクセスしたユーザが元サイトまで辿ってアクセスする可能性はかなり低いでしょうから。

テキストの場合は、一部引用という形がほとんどだろうから、さほど問題にならないとして。
イラストの場合は、イラスト一枚単位での「引用」にならざるを得ない。
で、一枚丸々の「引用」を引用というか転載というかという問題になってくるわけだけど、まぁ、転載だろうなぁ。

そうした「無断引用、無断紹介」には功罪両面あって。
利用者の側からすれば、たぶん(一時的には)「功」の部分が大きいだろうなぁと思う。
あちらこちらに散らばった美味しいものの美味しいところだけをピンポイントにずばり切り出して並べてくれる(並べられる)のは、そりゃ便利ですもん。
でも、「一時的には」にカッコを付けたように、それが長い目で見て「功」になるのか、ぼくにはあまり自信がない。
囚人のジレンマのように、個々にとっての最適な選択が全体としての最適な選択とはならないケースも、世の中には多々あるから。

転載されたコンテンツの作者の側で言うと、紹介してもらえたと喜ぶ人もいれば、無断転載されたと不快に思う人もいるでしょう。
喜ぶ人の場合はwin-winでいいとして、問題は不快に思う人だね。
利用者側の「快」と作者側の「不快」の衝突を、どう解消していけばいいか。

ぼくのスタンスとしては、これはもう100%作者側の気持ちを尊重すべきだと思っています。
100%というと「何でもかんでも」みたいに取られるとあれなんで、もちろん、常識の範囲内でですけど。
理由を簡単に言えば、自分の作ったものくらい、できる限り自分の好きなようにさせたったらええやんと思うわけで。
ま、小難しく言うと、利用者と制作者とどちらが希少価値が高いかというと制作者だから、制作者を保護すべきだといった理由になるけど。

極論ではあるんだろうけど、「紹介してやってるんだから感謝しろ、大目に見ろ」的な物言いってのは、一番ダメだな。
親切の押し売りってのは一番嫌われる。
「金を恵んでやったんだからありがたく思いな」と、そうやって他人の尊厳踏みにじる人は、ドラマの悪役でよく見ますよね。

いずれにしても、こうした問題をネットはどう解消していけばいいのだろう。
たしかに、パーマリンクというものが一般的になってきた昨今、理想的にはひとつのコンテンツにひとつのURLが対応している形のほうが望ましいように思う。
同じコンテンツ(の断片)があちこちに増殖しているのって、美しくないよね。
それでいて、引用したい紹介したいというニーズにも対応できるような仕組みはないものかな。
悪意あるユーザはともかく、善良な作者と利用者がwin-winな関係になれるような仕組みがあればいいのにな。
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by kude104 | 2008-01-14 23:05 | PC&ネット