世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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侵略正当化へ“洗脳”/文科省採用の“靖国DVD” - しんぶん赤旗

実物を見たわけじゃないのであれですけど、この記事の通りの内容だとしたら、キモチワルイの一言だなぁ。

ロシアは、中国大陸における覇権争いをしていた国民党や共産党をたくみに操り、さまざまな謀略を日本にしかけはじめた。そうとは知らない日本は中国大陸で抜けるに抜け出せない、泥沼のような戦いを繰り広げていくことになっていく
いやいやいや、抜けるに抜け出せない泥沼のような戦いを繰り広げていくことになったのは、ひとえに軍部の独走ゆえでしょうに。
軍部の独走さえなければ、おそらく外交で解決できていたに違いない。
「そうとは知らない」という言い様も、まるで被害者面ですが、国家の命運が懸かる大一番に「そうとは知りませんでした」などという言い草が通るはずがない。
知る努力もせずに「そうと知らなかった」なんて、どの面下げて言いますかって感じです。

日本は亡国の道を歩むか、戦争に突入するか―二つに一つの決断を迫られ、アメリカをはじめとする連合国軍との戦争という苦渋の決断を強いられた
チャンチャラおかしい。
「亡国の道を歩むか、戦争に突入するか―二つに一つの決断を迫られ」たのはなぜかと言えば、これまた結局のところは、軍を御し得なかったからでしょう。
乱暴に言えば、中国から”撤退”さえすれば、戦争に至らずに済んだはず。
「撤兵すれば、これまでの犠牲が無駄になる」「負けたわけではないのに、撤兵などできるか」という軍や世間の声を押し切って撤兵することができなかったために、二つに一つの決断を迫られることとなったのだ。
中国から撤退すれば、日本は滅びたか――滅びないでしょう。
まぁ、少なからぬ利権を失うことにはなったでしょうが、国が滅びるわけじゃなかった。
なのに、連合国相手に国の存亡を懸けて戦争する道を選んだんだから、これをはまったく誉められた話じゃないですよね。
撤退するより連合国相手に戦争するほうが楽な決断だったというだけのことです。

たとえばいま北朝鮮が戦争に打って出たとしたら、彼らの言い分としては、「自国を守るための戦争」ということになるでしょうね。
大義名分として民族統一を掲げたりするでしょうか。
北朝鮮にとって状況を打開する道が戦争にしかなくて、民族統一に大義名分があるとして、でもおそらく我々は北朝鮮の主張や行動を認めはしないでしょう。
「それは、そういう状況を作ったお前が悪い」と言うのではないでしょうか。
70年前に翻れば、それは大日本帝国に当てはまるとぼくは思う。

道徳的な「善い悪い」は時代とともに、状況とともに、立場とともに変わるのだから、そこははっきり言って重要じゃないでしょう。
いちおう、戦争は避けるべきものというコンセンサスがあるので、今の平和な世の中からすれば「悪い」ということになるでしょう。
それはそれとして、先の戦争(と、戦争に至る一連の行動)は国策として正しかったか?という問いを立てるなら、これは100%「正しくない」ということになりましょう。
なぜなら、負けたから。
負ける戦争をした時点で、理由や状況など問答無用で、国策として正しくないのです。
ですから、振り返るべきはここです。

先の戦争を、善悪論や感情論ではなく「国策の失敗」として、理知的・論理的に反省し、二度と同じ過ちを繰り返さないようにすること。
それこそが、「自虐史観」から脱して向かうべき、新たなる「自省史観」だと思います。

簡単に言うとね、経営陣が無能で倒産した会社を、「夢を売る会社でした」「平社員は頑張りました」というお涙ちょうだいのドラマにして振り返ったところで、カタルシスはあっても何の役にも立ちゃしないってことですよ。
そんなお涙ちょうだいドラマで良しとしていたら、無能な経営陣は無能なままで、無知な平社員は無知なままで、新しい会社もすぐにまた同じように倒産しますって。
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by kude104 | 2007-05-19 23:59 | 時事・社会