世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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タグ:東京都青少年健全育成条例 ( 1 ) タグの人気記事

今更感があるけれど、なんとなく「東京都青少年健全育成条例改正問題」が気になったのでつらつらと。
といっても、あまり良くわかっていないんだ。

改正の目的はなんだろう。
なんとなく、大筋は児童ポルノへの対策強化であるように思える。
その象徴的なものとして、「非実在青少年」という話が出てきているのだろう。
マンガやアニメなどの架空のキャラクターでも児童ポルノと見なすぞ、と。
「子どもに見えるけど設定上は18歳以上なんです」という言い訳は通用せんぞと。

ぼくとしては、架空のキャラクターを児童ポルノに含めるのは、やはり違和感を覚える。
児童ポルノ自体は根絶して良いと思うのだけど、それは実在の生身の子どもがポルノの対象となるのを防ぐためだ。
ロリコンという性癖を罪悪とせんがためではない。

ロリコン自体は、まぁ個人的にはキモいと思うのだけど、それこそバーチャルな世界で楽しんでいるぶんには構わんだろう。
ロリコンもマザコンも、バーチャルな世界ではどちらも同じく趣味嗜好という扱いで良いと思う。
「キモいから犯罪」というのは、気持ちはわかるけど、やっぱり通らんだろう。

考えようによっては、ロリコンは実在の世界では絶対にその欲望を満たすことが許されないのだから、むしろバーチャルな世界に活路を求めてもらったほうが良いではないか。
よくアニメ好きな方々が、「女は二次元が最高」などと仰るけれど、そんなふうに、「二次元のロリこそが最高!三次のロリなど要らん!」というくらいまで洗脳できればそれに越したことはない。

一方、表現者側も、表現は確かに自由なんだけど、でも、発表の場はやっぱりそれなりに配慮せなアカンよね。
「子どもに見えるけど設定上は18歳以上なんです」みたいなエロ作品が、PTAのおばちゃんたちの目にとまるような状況は、やっぱりダメだろ。
世の中には棲み分けってもんが必要だ。

表現者(というより主には出版者か)が18禁だなんだとゾーニングをきっちりやっていれば、まぁ、こんな話もそうそう出てはこないわけで。
テメエらには任せておけないから、条例でゾーニングやるよってことでしょ?

表現の自由を守るために表現者は戦わなければならないのだけど、戦う相手というのは何も「規制」だけではないという話だ。
野放図に表現の自由を行使したくなる己の欲とも戦わなければならないという話でもあろうと思う。
自由自由というけれど、自由って何かね?と。

本来であれば、アニメだろうと漫画だろうと表現の自由だろうとなんだろうと、エロい作品はきちんとゾーニングして販売すべし、という話であると思うのだ。
「ロリコンキモイ」という感情が紛れ込んでややこしくなっているけれども。

表現者側が自分たちできちんとゾーニングするんで、「非実在青少年」とかバカなこと言わんでくださいと、それで決着できればそれがベストなんだろうけど。
「テメエらには任せておけないから、条例でゾーニングやるよ」って流れだと思うので、きちんとやるったってなかなか信じてはもらえないだろうね。
そのへんは身から出た錆。
なので、条例でゾーニングしますということでの決着は、おそらく避けられないだろう。

問題は、じゃあ条例ならきちんとゾーニングできるのか?ってところだろう。
言うまでもなく、無理だ。
それがエロかそうでないかの判断基準を明確に規定することは不可能だから、本質的に、自主規制はゆるゆるになりがちだし、他者による規制は過度になりがちだ。

ならば。
条例によるゾーニングが避けられないとしたら、その対抗というか救済として、当局によって不当に不健全図書に指定されたと思う場合には、表現者側がきちんと異議申し立てできる制度を合わせて整えるよう主張することが有効なんじゃなかろうか。
当局の規制が不適切に行われた場合は、それによって被ったであろう損害を賠償すべきだ。
そういう制度を整えておけば、ある程度規制する側とされる側がフェアな立場に立てるし、過度な規制への抑止にもなるだろう。

ただただ規制反対!では「ロリコンキモイ」という世の大半のお母さんがたの支持を集めるのは難しそうなので、規制はかまいませんけど、公権力が好き勝手自由気ままに規制できるとしたら表現の自由とか脅かされて怖いんで、その防止策として同時に異議申立制度を整えさせてくださいねと訴えれば、どうにか対抗できないかなぁ。
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by kude104 | 2010-03-24 22:29 | 時事・社会