世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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今日は昭和の日の振り替え休日と言うことで。
ちょうどいま、東京裁判でA級戦犯として処刑されたただ一人の文官広田弘毅を主人公にした城山三郎著の「落日燃ゆ」という小説を読んでいるところでして、読みながら当時の日本について感じたことなどを昭和の日にちなんで書いてみようと思います。

日本が戦争に突入してしまった一番の要因はなんだろうと考えると、象徴的に言えば、関東軍の暴走だろうと思います。
政府はおろか、軍上層部のコントロールすら利かなくなっちゃってるもん。
指揮系統の乱れた軍隊ほどろくなものはないですね。
あれはどこかのタイミングで、独断専行した指揮官を毅然と処罰して、中央によるコントロールを回復させておくべきだったと思えてなりません。
たらればですが、もし当時、軍のコントロールがきちんと利いていたなら、もしかしたら太平洋戦争は回避できたかもしれないですよね。

ではなぜ軍の暴走を看過したのか?ですが、これはやはり結局のところ、世間の空気がそれを許したと言わざるを得ない気がします。
もちろん、テロリズムを背景に軍部の力が強くなっていた時代だったというのもありますが、そういう状況を作り出した一因として「世間の空気」というものがあろうと思いますし、また、そのテロリズム自体をどこか容認するような「世間の空気」もあったのではないかと思います。
「日本は武力でガンガン進出するぜ!」みたいな暴走軍人の主張を、行け行けで支持した国民が少なからずいたのではないかと思うのですよ。
その指示があったからこそ、軍も暴走できたのではないかと。

では、そういう世間の空気がなぜ作られたのか?と考えていくと、結局は国民がバカだったからというところに行きついてしまいます。
正確に言えば、「無知だったから」でしょうか。
正しい知識と情報がなければ、正しい判断はできません。
当時の国際状況などを正しく理解できていた人間が、いったいどれだけいたでしょうか。
無知なれば、人間、威勢のいいほうに心惹かれるもんです。

では、世論を形成する一般大衆が、その知識と情報をどこから手に入れるかと言うと、マスコミからですよね。
つまり、最終的には、すべての問題はマスコミに行きつくのではないかと思う次第です。

このことは、なにも昭和の時代に限ったことではありません。
今だって同じです。
いかにして国民に正しい知識と情報を持たせるかが、国家が道を誤らないための最重要課題となるでしょう。
この場合、一般大衆に向かって、「お前ら、自ら努力して正しい知識と情報を手に入れろよ」と要求するのは現実的ではありません。
それを期待して、その期待の上に社会システムを構築するのは、かなりリスキーだと思います。
Push型、すなわち、向こうから送られてくる情報で、なんとか正しい知識と情報を一般大衆に与えてやるほかない。
となると、その役割を担うのはマスコミですよね。

そういった使命を持った、公器としてのマスコミというものは、どうあればいいのか。
どうすれば、実現できるか。
それがこれからの時代、重要なカギになる気がするなぁ。
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by kude104 | 2007-04-30 22:33