世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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愛・蔵太の少し調べて書く日記 - もう世の中の人間は、売れているものしか買わない

「選択肢多すぎて選べなくない → ランキングに頼る → 売れているものしか買わない」というお話だと解釈しました。
なるほどなぁ、たしかにそうだよなぁと納得。

インディーズ音楽みたいなものは、要するに、そのマイナーさゆえにそれを知っていることが優越感であり価値である、という側面があろうかと思うのです。
それには、インディーズの情報や音楽そのものが容易には手に入らないという困難さが大きく影響していたと思うのですが、現在これだけ情報があふれていて、それらに簡単にアクセスできるようになると、必然、その価値は下がるでしょう。
また、困難であるからこそ魅せられるというか、苦労して手に入れることに快感があり、苦労して手に入れた音楽はその苦労に見合う価値を持っているものと無意識に思ってしまう傾向は、きっとあるでしょう。
メジャー化したインディーズというものは、こうした魅力を失ってしまうに違いない。

次に、一般的な消費者が、いったいどれだけ自分の聴きたい音楽というものを探そうとするだろうかという点。
たとえばテレビやラジオから流れてくるメジャー楽曲。
たしかにそれは100%自分のお気に入りではないかも知れないけど、80%くらいのお気に入り度であれば十分じゃないでしょうか。
普通の人は、まだ聴かぬ120%の音楽を求めてさまよい歩くなんていう求道者のようなことはしない。
気に入った楽曲があれば、まぁCD買ってもいいかなと思うだろうけど、気に入った楽曲がなければないで別にかまわない。
どうせ音楽なんてBGM程度にしか聴かないんだもの。
だったら、ランキング上位の楽曲で十分事足りる。

そして、音楽もやはりコミュニケーションの道具のひとつなのだろうと思う。
自分一人聴いて楽しむ音楽もあるけど、やっぱり、誰かとその音楽について話をするのが楽しいんじゃないでしょうか。
この点で言えば、ランキング上位のヒット曲というのは強い。
自分も相手も知っている共通の話題になるからね。
対して、マイナーなインディーズ楽曲についての話題で盛り上がれる場面って、まぁレアでしょう。

コミュニケーションということで言えば、音楽に限らず、そういえばいつの頃からか、みんながイイと言うものがイイという風潮になったなぁという気がしますね。
つまり、誰も知らない掘り出し物を見つけてきて「こんなの見つけた」「すごーい」と言い合うよりも、いま人気のアイテムを手に入れて「すごーい」と言い合うよな。

などと、つらつらとここまで書いて思うのは、インディーズ系のCDを普通のCDショップで売るというビジネスはそもそも向いてないんですよ、たぶん。
インディーズは(インディーズに限りませんが)、コミュニティ中心に考えるべきだと思います。
コミュニティを作り育てることを中心に据えて活動すること。
コミュニティが育てば、ビジネス的にもなんとか回るような気がするけどな。

消費者としては、自分の好きなものはランキング度外視で好きなように、自分がさほど興味のないものはランキングを参考にするというのが、まぁ基本的な行動戦略となるでしょうか。
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by kude104 | 2007-09-10 17:05
音楽保存サービス:ストレージ利用は著作権侵害 東京地裁-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ

法解釈なんて、こじつけようと思ったらどうにでもなるんで、結局なんきょくJASRACには勝てねぇよという諦めムード満載の今日この頃。
むしろ、JASRACがこうしてガチガチに著作権でユーザの行動を縛ることで、脱JASRACの機運が高まるのではないかとそちらのほうに期待するのだけど、現実にはあんまりそういう動きは見られないなぁ。

インディーズにJASRACは必要なのか?にも書いたとおり、JASRAC所属のメジャー楽曲と、JASRACに所属しないインディーズ楽曲との棲み分けが起こると面白いだろうと思う。
JASRACによってガチガチに縛られたメジャー楽曲に対して、比較的ゆるやかに利用できるインディーズ楽曲という路線の打ち出しは、そう悪い戦略でもあるまい。
でも、現状ぼくの知る限りでは、インディーズって結局メジャーへの通過点としての位置づけに過ぎないんだよなぁという印象です。
それはやっぱり、インディーズビジネスでは儲からないからでしょうね。
そして、メジャービジネスを行うにはJASRACを利用しなければどうにもならないという仕組み故に、なかなかJASRAC支配から抜け出せない。

メジャーに対するインディーズ楽曲の最大のウィークポイントは、玉石混交の「石」が多すぎてなかなか「玉」に行きあたらないというところだろうと思います。
すぐれたインディーズ楽曲なんて、ユーザが自ら努力して探さないと、なかなか出会えるものではありません。
そしてそんな面倒くさいこと、だれもやらないっての。

その解決策として、ひとつにはYouTubeのようにブログで楽曲を紹介できるようにする、そしてもうひとつは着うた配信でしょうか。
そのようにして、バイラルで広がっていくような工夫がインディーズ楽曲には必要でしょう。
上で”違法”となったストレージサービスのようなものも、積極的にどんどん行うのがよろしい。

その上で、収益はライブであったりCDやグッズの販売であったり、あとは楽曲データの有料配信であったりと、そういったところから確保することになるわけですが、はたしてそれでどれだけの規模が見込めるのか。
正直、そんなに楽観的な話ではないでしょうね。

ただ、これからのビジネスというものは、コンテンツデータそのものを販売するのではなく、「便利さ」を販売する方向にシフトするのではないかという気がしています。
とくにデジタルコンテンツにおいては、否応なくそうなっていくのではないかと。
そうであれば、いずれJASRACも方針転換せざるを得なくなるだろうと思っているのですが、ただ、そうなる前に長い暗黒時代が続くのは嫌なので、インディーズが先に暗黒時代を突破して新時代を拓いてほしいなぁと思う次第です。
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by kude104 | 2007-05-27 18:17 | PC&ネット
アンカテ(Uncategorizable Blog) - AppleがJASRACに払った2億5千万の行方は?

思わず「これはひどい」とタグ付けしたくなるような、そんな話です。
一読して「JASRACだめじゃん!」と思ったぼくですが、その後追記紹介されたこれが真実! iPod vs. JASRAC 著作権料2.5億円不払い騒動-家を建てようを読んで、「結局だめなのは朝日新聞か」と。
まぁ、朝日新聞のことは置くとして、「これが真実!~」にて指摘されているとおり、いずれにしても、ネット配信のご時世にJASRACの著作権管理スキームが制度疲労を起こしているのは間違いないと見るべきでしょうね。

そんな中、タイミングよく見つけたOn Off and Beyond: デジタル時代ミュージシャンの収益構造という話が興味深くて、これを見ると、新しい時代のミュージシャンの有り方が見えてくるような気がします。

そもそも、全国区でタイアップもどんどんお声のかかるようなミュージシャンと、基本的に売上はCDとライブだけというミュージシャンとが、同じ”売り方”で良いはずがない。
前者の売り方は、いま各レコード会社の採っているものでいいとして、後者の売り方は、今後「デジタル時代ミュージシャンの~」で示された方向に進むのではないかという気がします。

後者のミュージシャンは、マスメディアで名前を売るといったことはできないので、ネットをフルに活用してファンを増やすことを戦略の柱に据えざるを得ないでしょう。
でもって、売上の規模が絶対的に小さいから、できる限り中間コストをカットする必要がある。
となれば、楽曲データからCDからチケットからグッズから何まで、可能なものは可能な限り自サイトで直販する戦略が正しい。

ミュージシャン個人でそれをこなすのはさすがに大変だろうと思いますから、そこにインディーズ系のレコード会社の役割が生じてくると考えます。
メジャーとインディーズとの違いが、単に全国販売網のある無しとか規模の大小というのではなく、そもそも楽曲の売り方がぜんぜん違う――と、そんな時代になるのではないでしょうか。

で、そうなったとき、インディーズにとって、はたしてJASRACの著作権管理スキームを利用する必要ってあるのかしら?と思うのです。
このへん、ぼく自身、JASRACの役割りをよく分かっていないのですが、インディーズの楽曲をJASRACに預けて受ける恩恵と科せられる制約と、はたしてどちらが大きいのかな、と。

上記のとおり、ネットをフルに活用してファンを増やすことを戦略とするならば、悪質でないケース以外は基本戦略として「自由にどんどんうちの楽曲をコピーして下さい、使用して下さい、紹介して下さい」とするのが正しかろうと思います。
それで失う何がしかの儲け分は、宣伝費として割り切る。
そう腹を括ったなら、JASRACにお世話になることってそうそうないように思うのです。
むしろ、JASRACお預かりだとブログで気軽に紹介できない等々、ネットメインの戦略の上ではデメリットのほうが大きくなっちゃうような気がするのですがどうなんでしょう。
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by kude104 | 2007-05-21 23:59