世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


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もうひとつの地球

梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく――いかに働き、いかに学ぶか」を購入してただいま読んでいます。
で、どうせなら、読み終わった後に全体としての感想を書くのではなく、読み進めながら、そのときそのときに感じたこと思ったことをメモしていこうかなーと思い立ちました。
そうすることで、ぼくのものの見方考え方が変わるのか、あるいは変わらないのかがログされて面白いんじゃないかな、と。
ブログ更新のネタにもなるしね。

で、さっそくなんだけど、本書冒頭に登場する、ネット空間をリアル空間に対して「もうひとつの地球」とする捉え方について、ぼくには少々しっくりこないものがあります。
もちろん、見方や表現の仕方によって、「もうひとつの地球」と呼べるものがネット空間にあることは、ぼくにだって実感として感じるところです。

でも、結局のところ、ネットってツールだと思うんですよね。

リアル世界、ネット世界と切り分けて別々に考えるのはなんだかオールドタイプな気がしていて、ネットが当たり前にある世代の人間にとっては、ネットもリアルの一部分なんじゃないかと思います。
「本の中の世界」とか「テレビの中の世界」といった表現と同じで、「ネットの中の世界」というだけのことなんじゃないかなぁ。

それでも、その影響力の大きさを表現すべく「もうひとつの地球」と呼ぶのは悪くないけど、文字通り、リアルから独立した別の世界がネットにあると捉えてしまっては、ことの本質を見誤るような気がするのです。
ネットは非常に強力であるけれど、でも単なるツールであると捉えておいたほうが、変に気負わなくていいんじゃないかなぁ。

少なくとも、人間は今のところ、リアル世界でしか飯を食えない。
リアル世界でしか飯が食えない以上、活動の基盤はリアル世界が中心となる。
それゆえたぶん、経済の中心は、この先もずっとリアル世界に有り続けるでしょう。
たとえば今ネットビジネスを支えている広告だって、その大部分はリアル世界でモノが売れることで発生するお金です。
経済の中心がリアルにあるということは、活動の中心もリアルにあるということです。

それゆえぼくは、ネットを「もうひとつの地球」と捉えるよりも、ネットはリアルを補完したり増幅したりする位置づけにあるとするのが正しいように考えています。
ネットを使って、いかにリアルを豊かにするかという発想が、たぶん正しいように思う。
ネットのあちら側が豊かになることは、それをこちら側で使っている人間が豊かになることだから。
だから、ネットは単なるツールとして捉えたほうが良いように思うのだけど、でも、「単なるツール」より「もうひとつの地球」のほうがバズワードとしては優れているね。
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by kude104 | 2007-11-20 14:15 |