世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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おくりびと

というわけで観てきました「おくりびと」
なるほど、これは面白いわ。
評判いいのもうなづける。

“納棺師”という遺体を棺に納める職業を題材にした映画で、それだけ聞くと、なにかこう陰々鬱々じめじめとした、あるいは泣かせよう泣かせようという映画のようにイメージしてしまうけど、全然違った。

映画がスタートして、いきなりその納棺師の仕事の内容から始まるわけだけど。
遺体を拭いて着物を着せかえて・・・といった作業の様子が映し出されるのですが、怖いとか気持ち悪いというよりも──まぁ、そこに映っている遺体が実際の死体ではなくて、生きた役者さんの演技であると安心しているからだけど──、その所作の美しさにまず目を奪われた。
様式美というのかな。
たとえば、遺体の肌をあらわにすることなく着物を着せかえるテクニックとか、見事なものだなぁと。

でもって、いきなりこの冒頭のシーンで、笑いのネタをひとつ仕込んである。
開始しょっぱなの遺体を扱うシーンで、まさか劇場が笑いに包まれるとは。
「あ、この映画はこういう映画なのね」と、最初に分からせる仕掛けだね。
「納棺師の映画だというから身構えちゃってたけど、気楽に観てていいんだね」と。

結局、この映画の良さというのは、コミカルとシリアスのバランスの良さにあるのだと思う。
納棺師という人の死を描くに最適な素材があるので、シリアスのほうは、言ってしまえばなんぼでもやれる。
下手をすると、そっち100%でど直球の“泣ける映画”や“重い映画”を作ってしまいたくなるだろう。
そのほうが簡単だからね。
でも、そこに敢えて笑いを混ぜるところが、センスの良さだなぁ。
しかも、映画の冒頭は笑いの要素を多めで、終盤に行くに従ってシリアスの要素を多めに、という配分の匙加減が絶妙だ。
劇場はまさに、「笑って泣いて」という感じになってましたよ。

ただ──と言うほどのあれでもないのですが、主人公の妻役の広末涼子さんが、個人的にはちょっと違和感というか気になってしまった。
べつに演技が下手とかそういう話ではなくて、彼女が映ると、どうもデビュー当時の彼女を思い出してしまって。
「MajiでKoiする5秒前」とか歌っていたころのこと。
あのころの印象が強すぎて、スクリーンに今の彼女が映るたびに、ちょっとしたビフォア・アフターを観ているような気になってしまってねぇ。
完っ全に、ぼく個人の雑念なわけだけれども。

雑念ついでに、ぼくは広末涼子さんより余貴美子さんのほうがタイプです。
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by kude104 | 2008-11-02 18:40 | 映画