世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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クライマーズ・ハイ

やはり、「ポニョ」は人が多すぎて観られませんでした。
満席でチケットが買えなかったわけではなく、それ以前に、チケットカウンターにものすごい行列が出来ていて。
ざっと見、チケットを買うまでに30分は並びそうな勢いでした。
並ぶの嫌いなぼくですから、即、諦めた次第です。

代わりに観たのは、「クライマーズ・ハイ」です。
主人公は、群馬県の地方新聞社に勤める記者。
ある日――と言っても、1985年の8月12日ですが、日航機墜落事故が発生します。
墜落したのは群馬県の御巣鷹山。
地元で発生した未曽有の大事件に、主人公の新聞社は色めき立ちます。
全権デスクに任命された主人公は「誇れる新聞」作りを目指すわけですが・・・。

“特ダネ”をモノにさせまいとする上司のいやがらせとか。
記事優先で広告を外そうとする主人公と、当たり前だけど、それに激怒する広告局の担当者とか。
紙面づくりのためには、なんなら原稿の締め切り時間をぶっちぎっても構わないという主人公たち編集局と、「白紙の紙面でも俺たちが売ってやるから、とにかく時間を守れ」という販売局の対立とか。
全国紙とのライバル意識とか闘いとか。
大事件が発生したときの新聞社の、まるで戦場のような興奮の様子がかなりリアルというか迫真に迫っていて、手に汗握りました。

そしてやはり、日本航空機墜落事故という実際にあった事件の重さですね。
ぼくも、当時はまだ子供だったんでその深刻さを理解してはいませんでしたが、「そういう事件があった」ということは覚えています。
自分の知っている事件――フィクションではなく、実際にあった出来事ですからね、改めてひどい事故だったんだなぁと思わされました。
映画の中で、現場を見た記者の一人があまりの凄惨さに精神に異常を来してしまうのですが、それがとても印象に残っています。

いろいろ詰め込み過ぎで多少分かり難かった部分もないではありませんけど、思っていた以上にスリリングであっという間の2時間ちょいでした。
久々に、骨太な映画を観た、という気分。

終わって劇場を出るとき、前を歩いていた80歳くらいのおじいちゃん3人連れが、「いやあ、現場が懐かしいなぁ」といった会話をされていたのが、ちょっと微笑ましかったです。
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by kude104 | 2008-08-02 22:36 | 映画