世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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死刑と終身刑

死刑と終身刑についての追記 - モジモジ君の日記。みたいな。

「死刑に賛成する人には、その人自身が執行人になるということまで含めて賛成してもらいたい」というロジックで行くならば、「終身刑に賛成する人には、その人自身が終身看守することまで含めて賛成してもらいたい」ということになりはしまいか。

「終身刑」というとき、ぼくらは本当にその人間を一生刑務所に閉じ込めて、寿命をまっとうさせるまで生かし続ける覚悟を持っているのだろうか。
「放り込んで終わり」という思考停止になってはいないだろうか。

殺す覚悟というのは、言ってしまえば簡単だ。
大切な人を殺されてしまった場合、ぼく自身がその犯人の死刑執行人になることはできそうな気がする。
でも、ぼく自身がその犯人を看守し死ぬまで生かし続ける覚悟は、ぼくにはたぶん持てそうにない。
死刑賛成の声が強いのも、こうした当事者意識からだろうと思う。

たぶんぼくらは、刑を課すことの責任であったり後味の悪さというものを、社会を構成する一人一人としてそれぞれ背負っているのだと思う。
すごく薄まっているから、気付かないけど。
でも、死刑というものは濃いから、否応なく気付かされてしまう。
(それでも気付かない人もいるけど)
死刑を廃止したいという気持ちの何割かは、たぶん、この背負うものを少しでも軽くしたいという気持ちがあるんじゃないかな。
薄めて、気づかずに暮らしていたい・・・と。

ぼくも、できれば気付かずに暮らしていきたい一人だから、死刑なんてなくなればいいのにと思うけど、もしそうなったら、本当に何かいろいろ気付かずに暮らしていきそうな気もする。
さりとて、「気づくために死刑は必要」というほど、気づきたいわけでもない。
難しいなぁ。
まぁ、やっぱり、気づかずに暮らせるのが良いのだろうと思うけど。


そもそも犯罪が起こらなければ死刑もないということで、これが一番理想的なんだけど。
厳罰化の是非を巡る議論はそれとして、防犯強化についての議論ももっとあっていいと思うのだけど、実行性および実効性として、難しいのかなぁ。
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by kude104 | 2008-04-25 16:58 | 時事・社会