世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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Google App Engine は世界を変えるよ

Google App Engine - これこそ「Google OS」だ - Zopeジャンキー日記

ネットサービスを作る上で一番難しいのは、サービスをスケールアウトすることです。
初めは1台のサーバで運用していたサービスでも、人気が出て利用者が増えてアクセス数が増えると、1台のサーバでは処理しきれなくなります。
そうなると、サーバを2台3台と増やすことになるのですが(これを「スケールアウト」といいます)、これは、ただ単純に数を増やせばいいというものではありません。
たとえば、AのサーバとBのサーバとで保存されているデータが違うなんてことになると、場合によってはサービスが無茶苦茶になってしまいます。
どのデータを分割し、どのデータをどのサーバに持たせて、どのデータを共有するか・・・などと、けっこう頭を悩ませることになります。

それが、「Google App Engine(GAE)」を使えば、このスケールアウトを GAE のほうで勝手にやってくれるというのですから、こんなに魅力的な話はありません。
作り手にとっては、スケールアウトのことなど何も悩むことなく、まるで1台のサーバで動かしているかのようにシステムを作ればいいわけです。

ネットでいろいろな新サービスの話を目にしますが、「これは世の中を変える!」という気分にさせられるものって滅多にありません。
でも、GAE の話には、久々に「すごい!」と興奮させられています。
やっぱり、なんだかんだ言っても、さすがは Google だなぁ。

「Google はいずれ "Google OS" をリリースするんじゃないか」という話は前からちょくちょくありました。
あらゆるアプリケーションがすべてネットサービスとなってブラウザ上で利用できるようになる――そういう未来を Google は描いていて、そうした "Google OS" で Microsoft を妥当する気だ・・・みたいな話。

"Google OS" と聞いて、なにかWebサイトにアクセスすると、そこはデスクトップみたいなデザインでアイコンが並んでいて、アイコンをクリックするとメーラーやオフィスソフトなんかが起動して・・・みたいなものを想像していたぼくの前に出てきたのが、GAE ですよ。
「うわぁ、やられた!」と思いましたね。

言われてみれば、そんなアイコンがどうたらとか、そんなものは全然本質的じゃない。
GAE の「Webアプリのプラットフォーム」という思想設計こそが、まさに "OS" ですよね。
言われてみれば確かにそれ以外に考えられないけど、「Webアプリのプラットフォーム」という思想にいったいどれだけの人がたどり着いていたのだろう。
まさに、検索サービスの本質に Google 以外だれも気付かなかったように、今度もまた、Google 以外だれも気付いていなかったんじゃないだろうか。
いやあ、ネットの世界は着々と Google 帝国が支配権を獲得しつつありますねぇ。

GAE はまだベータ版ということで、まだ未知数ですけど、十分使える感じで正式リリースされれば、ネットの世界は変わるだろうと思います。
もっとも、変わるのは作り手にとっての環境なので、表面的には特に変化は感じられないでしょうけど。
でも、ぼくにとっては、正式リリースが楽しみでしょうがない。
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by kude104 | 2008-04-13 22:07 | PC&ネット