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世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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永遠のマンネリズム

最近ふと「水戸黄門」を見るようになったんだけど、なかなかどうして面白いのね。
永遠のマンネリズムと言われるとおり、毎回毎回同じパターンなので、しばらく見続けると飽きるんだろうけど。
今はその「パターン」こそが面白く感じています。
なんというか、展開に無駄がないんですよ。

パターンとしては、
1.ご老公一行がどこかの町に立ち寄って、そこで「今週のキーパーソン」とふとしたことで知りあう。
2.一方その頃、老中やら城代家老やらが悪事を働いている。
3.その悪事に、「今週のキーパーソン」が巻き込まれる。
4.ご老公、暴れる。
みたいな。

筋としては本当にただこれだけなんだけど、毎回「キーパーソン」の職業や人となりを変え、キーパーソンとご老公一行との関わり方を変え、悪事の内容を変え、キーパーソンの巻き込まれ方を変え、ときにイレギュラーなイベントをちょっと盛り込んで、飽きさせない。
毎回ちょっとした人情話を盛り込み、ご老公一行の登場人物全員に一通りキャラクター性の分かる見せ場を作っている。
それを40分くらいの尺にきれいに納める手腕は、なかなかどうして大したものだ。
もう何年続いているのか知らないけど、その長い歴史で磨き上げられた、まさに黄金パターンと呼ぶにふさわしいものだと思う。
by kude104 | 2008-03-24 22:52 | テレビ