世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

資本主義の末路

努力しても決して幸せになれない理由 - FIFTH EDITION

資本主義というものは、「より良い暮らしをしたい!」という欲求を原動力に経済を回す仕組みと言えるでしょう。
「より良い」とは、何「より良い」のか?
ある時ある人は「今の自分」であり、ある時ある人は「他人」です。

「より良い暮らしをしたい!」という欲求が原動力なので、現状に満足してしまうと、推進力が止まってしまいます。
それじゃ困るってんで、資本主義な社会では、盛んに「より良い暮らし」のビジョンを提供し、「より良い暮らし」への憧れを喚起させるのでしょう。
まさに、「馬の鼻先にニンジン」です。

そう書くと何やらネガティブに響きますが、飢えとは言いかえれば「向上心」です。
向上心を失うと人の成長はストップします。
社会も同じでしょう。
社会主義が上手くいかなかったのは、そりゃそうだよなと思います。
社会主義のようなものは、「もうこれ以上社会の生産性を高めようがない。もうこれ以上発展しない」というてっぺんに到達したとき、ようやく有効性を持つのじゃないだろうか。

皆が向上心を持ち、お互いに切磋琢磨しながら向上していけば、たぶん皆が「より良い暮らし」を手に入れられるでしょう。
その「より良い暮らし」の向上に終わりはないとしても、常に向上していられるなら、それはたぶん幸せなんじゃないかと思う。

でも、皆が皆、切磋琢磨しながら向上していけるわけじゃない。
ヤムチャやチャオズみたいな人間だっているんだぞと、資本主義を嫌う人たちは、たぶんそういう気持ちなんじゃないかと思います。
「そりゃサイヤ人はいいよな。戦闘種族だもん」みたいな。
「向上」していく社会で、自分はもう向上できないと諦めたときの疎外感というか脱落の恐怖というのは、とてもよく分かる。
向上心も持てず、さりとて「より良い暮らし」へのあこがれも捨てられずでは、そりゃつらいですよ。


一方で、資本主義というのは、資本を投じてお金を儲けるのが基本です。
もちろん、才能やら運やらに左右されますが、傾向として、お金がお金を生む仕組みが資本主義であると言えるでしょう。
「お金はお金のあるところに集まる」てなことを、よく言いますよね。

ということは、だ。
資本主義が長く続けば、お金はお金のあるところに集まるのだから、お金持ちのところにお金が集まることになる。
つまり、富の集中が起こる。
こうした富の集中が長い年月をかけてじわじわ進行し、それがあるレベルを超えると、「貧乏人はどう頑張ったって、お金持ちの仲間入りをするのは無理!」という状況になってしまうのではないか。
そうなると、「より良い暮らしがしたい!」という欲求を「諦め」が上回ってしまい、向上心が失われ、資本主義の推進力が止まってしまうのではないかと思います。
資本主義の末路は、たぶんこれだろうな。

「努力しても決して幸せになれない」と感じる人が増えるということは、この末路に近付いているということではないかと思います。
[PR]
by kude104 | 2008-03-04 18:17