世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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「へんな会社」から、「起業家を輩出する会社」へ

はてなの近藤社長はシリコンバレーでどんな問題に直面したのか? - 分裂勘違い君劇場

「はてな京都帰還」に対する言説の中で、一番エッジが効いてると思う。
これ、ものすごく強烈な「皮肉」「ほめ殺し」だと思うんだけど、最後の一文がなんだか煙幕になっちゃってるのかな?


はてなの話はさておき。
ぼくがこのエントリーで「なるほど」と思ったのは、

『たとえ日本のはてなが大成功しても、はてなの社員は自己資本を手にすることはできない。自己資本がないということは、「自分のビジネス」を立ち上げるのが難しいということだ』

という部分。
これはなにも「はてな」に限ったことではなくて、要するに

『ベンチャーが成功するとき、たくさんのストックオプション長者が生まれるということは、多くの人間が自己資本を手にするということだ。自己資本を手にした社員たちは、こんどは「自分の」ビジネスを創業したり、エンジェルとして別のベンチャープロジェクトを育てるだろう。そうして、次々に新しいビジネスが花咲いていく、という生態系がシリコンバレーなのだ』

という視点は、これまでのぼくにはなかったなぁ。

「いい企業」というものを、「そこから多くの起業家を輩出している企業」と捉える視点は、とてもいいんじゃないかな。
「多くの起業家を輩出する企業」とはどんな企業であるかと考えれば、社員に充分な報酬を与える企業であり、社員をスキル面や精神面で成長させる企業であり、なにより、その企業の活動内容が社員に「自分も起業したい」と思わせるくらい「善」なるものであると言えるんじゃないだろうか。

いくら企業として儲けていても、社員をいわゆる「飼い殺し」にしている企業は尊敬できない。
人材が巣立つのではなく、辞めていく企業も同様だ。

「この起業家(によって興された企業)を輩出した企業」の系図を作ると面白そう。
それを見れば、一発で「いい企業」が分かるんじゃないかな。
逆に、まるで起業家を輩出できていない企業も一目瞭然だし。

そうして、「優秀な起業家を輩出すること」が企業の重要なステータスになれば、企業はせっせと優秀な起業家を輩出しようと努めるだろうから、日本にもどんどん優れた起業家が生まれ、彼ら/彼女らが優れた企業を作り、そこからまた優れた起業家が生まれ、優れた企業が生まれるという具合に、正のスパイラルで爆発的に日本の社会は活性化するんじゃないだろうか。

「へんな会社」でアピールする時代から、「起業家を輩出する会社」でアピールする時代へ。
はてなにもぜひそうなって欲しい。
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by kude104 | 2008-02-27 23:59 | PC&ネット