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世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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それはたぶん、努力の方向性の問題かと

「地道な努力」を続けていく事が正しいのか?近道を探す努力こそが正しいのか? - モチベーションは楽しさ創造から

「近道」と「地道な努力」という表現で対比させるから、変にこんがらがるのではないかという気がする。
問うべきは、「今の努力の方向性は正しいか間違っているか」と、それだけで十分なのではあるまいか。

努力の方向性が正しい場合が「近道」になるわけだけど、近道を往けば地道な努力が不要になるわけではない。
最短距離に近ければ近いほど、余分に歩かなくて済む、というだけの話。
そして、いくら地道な努力を重ねても、明後日の方向に向かって歩いていたのではゴールにはたどり着けないという話。

人は往々にして、歩き出す前は、無駄に歩きたくない、最短距離を歩きたいと思い、なかなか一歩を踏み出せない。
正しいルートを見極めてから歩こうとして、結局一歩も踏み出せないまま諦めたりする。
そのくせ、いざ歩き始めると、今度は自分の道が正しいと信じて疑わない。
もしこの道が間違っているとしたら、自分のこれまでの歩みが無駄になるから、この道は間違ってなどいないと思いたがる。
結果、間違った道を延々歩き続けたりしてしまう。

未知の道というのは、歩いてみなければそれが正しいかどうかなど分かるはずがない。
もちろん、大雑把な方向性というのは事前の情報収集等で見極めなければならないけど、でも、事前に「最短ルートが分かる」というのは幻想だろうね。
多くの人がその幻想に惑わされてスタートできないでいるように思う。
だから、だいたいの方向性でスタートすればいいし、する以外にない。

そうしてスタートしたら、その道は最短ルートではないのだから、常に「本当にこの方向でいいのか」と考えながら進むことが重要。
で、方向性がずれているなと思ったら、ためらわず修正する。
最悪、来た道を引き返してスタート地点に戻る覚悟も必要だろう。
そういう歩き方は、当然最短距離にはならないけど、でも、ゴールにたどり着ける率は一番高いだろうと思う。

――とまぁ、まとめれば「地道な努力で近道を探す」という、結局だいたいみんな同じ結論に落ち着くわけだけど。
そうして、自分はそれを実践していると思い込んで明後日の方向に延々歩いていたりするんだろうね、ぼくも含めて。
でもまぁ、スタートできないよりは延々歩いているほうが面白いから良しとしよう。
by kude104 | 2008-01-17 18:37