世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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ポストされた宗教冊子を読んでみた5

前回からだいぶ日が空いてしまいました。
冊子のほうはしばらく前に読み終わっていて、それで一段落して興味が失せたというか飽きたというか・・・。

冊子に書かれている内容について総じての感想を述べるなら、ひとつ。
よく、「信じる者は救われる」と言いますが、宗教と言うのは、初めは「信じる者は救われる」から始まるのですが、それがやがて「信じない者は救われない」に変質していくのではないか――というのが、ぼくの印象です。
このふたつは一見表裏一体に見えて、実はそうではない。
両者は、目的とするところが違う。

「信じる者は救われる」という言葉が目的とするのは、人を「救う」ことです。
一方、「信じない者は救われない」という言葉は、つまり何を言いたいのかと言うと、「だから神様を信じろ」ということですよね。
つまり、前者は救済が主で信仰が従なのに対して、後者は信仰が主で救済が従になっています。

どんな宗教も、初めは苦しんでいる人々を救いたいというところからスタートする。
でも、現実的な解決方法で苦しみを救えればいいのだけど、多くの場合それは無理で、結果的に物理的な救済ではなく精神的な救済という手を採らざるを得ない。
それには、神様を語るのが一番です。
そうして始まった信仰が宗教になって組織を持つようになると、教団の維持みたいなものが目的化してくる。
そうすると、救うことよりも勧誘が教団にとってはより重要な目的になるので、「信じる者は救われる」が「信じない者は救われない」になっていくわけだ。

「信じても信じなくてもいずれにしても救われる宗教」なんてものがもしあれば、たいていの人は「じゃあ、信じなくてもいいや」となる。
当然、信者は増えない。
信者が増えないと教団として影響力を発揮できず、教えを広めることもできなければ、やがて消滅するだけとなるでしょう。
それじゃ困るから、「信じるとこんないいことがありますよ」「信じないと不幸になりますよ」と言って信者を集めざるを得なくなる。

だから、宗教には、すべての人は救えない。
宗教が救えるのは信者だけ、ということになる。
それが宗教というものの限界だと思う次第です。
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by kude104 | 2007-11-18 15:45