世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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CGMの向き不向き

前回の続きというか。

僕の敵は「オタク」ではなくて「CGM翼賛体制」です - araig:net

CGM(Consumer Generated Media~「消費者発信型メディア」とでも言うのかな)からは、『絶対に、何も、生まれない』という発言について。
端的に思うところを述べれば、『CGM翼賛』も『CGM全否定』も、どちらも極端――という、まこと面白くない話になってしまうわけだけども。

たとえば、現在CGMの輝かしき代表であるニコニコ動画から、これまでに様々なコンテンツが生まれています。
そこに、ソフトウェアのオープンソース開発に通じるものを見る人は多いでしょう。

では、そのオープンソースは万能かというと、決してそんなことはなくて。
どこかで誰かが述べていらしたと記憶していますが、オープンソース開発にも得手不得手というか、向き不向きがあるようです。
簡単に言うと、既存のソフトウェアをオープンソース化するのは得意だけど、オープンソースでまったく斬新なソフトウェアを開発するのは苦手だ、と。

で、CGMですが、CGMにも当然向き不向きがあるでしょう。
CGMといっても、ニコニコ動画もCGMならブログもCGMということで一括りに言うには多種多様ではありますが――。
たとえば、上記エントリーで引き合いに出されているケータイ小説と従来メディアの小説とをお笑い芸人にたとえると、こんな感じじゃないでしょうか。
ケータイ小説はバラエティ番組での当意即妙なアドリブの面白さ、従来メディアの小説はよく練られた漫才の面白さ。
フリートークが面白くても漫才ネタが面白いとは限らないし、逆もまたしかりです。
ごく稀に両方面白い芸人さんがいますが、基本的には、テレビ芸人と舞台芸人とでは、必要とされる才能が違う。

ですから、舞台漫才が好きな人にとっては、テレビの影響でアドリブ芸人が大量発生するのは嘆かわしいということになるだろうし、テレビのバラエティ番組が好きな人にとっては、アドリブ芸人大いに結構ということになるだろうし。

向き不向きで言えば、CGMはアドリブ芸人向きだと思います。
当意即妙でスピーディーなのに向いているように思う。
また、消費者参加型だけに、「あるあるネタ」――上記エントリーでは「約束された感動」と書かれていますが、要するに、みんなで「あるある」と共感しあうものが好まれる傾向もあるでしょう。

いずれにしても、個人個人の趣味嗜好はどうあれ、世の中全体の大きな流れとしては、おそらく、娯楽だけ大量生産大量消費の傾向に抗えるなんてことは、ないと思うのです。
世の中のあらゆるものはファーストフード化する。
それはコンテンツにおいても然りです。
そんな中にあって、回転寿司で食事をするか、回らない寿司屋で食事をするかは、個人の好き好きということで。
ぼくらには、自分の好きな店で食事をして、その店が潰れないことを祈るくらいしかできることはないのではないでしょうか。
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by kude104 | 2007-10-25 23:08 | PC&ネット