世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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ゲームらしいゲームは原点に回帰する

ゲームらしいゲームよどこへいく - [ゲーム業界ニュース]All About

従来型のゲームらしいゲームが衰え、代わりにツール系のいわゆる実用ゲームが台頭してきた――ように見えるのには、いろいろな理由があると思う。

従来型ゲームの衰えた理由として、まず、マンネリでしょう。
ゲームというものが十分成熟して、もうちょっとやそっとじゃ「新しいゲーム」が生まれえなくなってしまったということ。

次に、たぶんゲームユーザの中心層というものが、基本的にファミコン世代がそのまま歳とって推移してきたのではないかと思う。
もしそうなら、中学高校大学と進むに従ってゲーム以外の時間が増え、最終的に社会人になってしまったら、結婚して家庭を持ったら、それこそ「ゲームしている暇がない」ということで、ゲーム人口はどんどん減少していくでしょう。

そこで任天堂が採った戦略というのは、まず携帯ゲームへの注力。
家じゃないと遊べないゲーム機と、通勤通学の合間にも遊べるゲーム機と、どちらのゲーム時間が多くなるかは考えるまでもない。
これにより、ゲームで遊ぶ時間のないユーザに戻ってきてもらおうという戦略です。

そして、インターフェイスの大転換。
タッチペンやWiiリモコンなどの新しいインターフェイスで遊ぶゲームを作ることによって、「新しいゲーム」を生み出そうというわけですね。
これによってマンネルを打破し、ゲームに飽きていたユーザに戻ってきてもらうとともに、新しいユーザにも来てもらおうという戦略です。

実用ゲームのリリースも、新しいユーザを呼び込むための戦略のひとつと考えられます。
それが大ヒットした理由は、ひとつには新鮮だったこと。
ふたつには、書籍もそうだと思うけど、消費者が広く一般層になると、エンタメ系より実用系のほうが売れるんですよね。
人は、単純なエンタメより、なにかしら役に立つこと、自分への投資に対してお金を使いたがるものですから。

ただ、だからといって、従来型ゲームは売れない、実用ゲームは売れるということでは、もちろんないでしょう。
従来型ゲームでも、上記のようなユーザ層の変化というかユーザニーズの変化をきちんと踏まえて作られたゲームは売れる。
実用ゲームでも、安易に実用ソフトをそのままゲーム機に持ってきたのでは売れない。
いま、実用ゲームが売れているというけれど、バブル的側面も多分にあって、実用ゲームだろうと本質的には楽しくなければ売れないんだろうと思う。

ですから、ゲームらしいゲームが衰え、実用ゲームが売れているように見えるのは、ゲーム的な要素が不要になったのではなく、むしろ原点回帰の表れではないかと思うのです。
操作するのが楽しいとか、シンプルなゲーム性とか、そういったゲームらしいゲームの面白さに、ごちゃごちゃと過剰なボリュームをデコレーションしちゃってる「従来型ゲーム」が敬遠されているだけと見るべきではないでしょうか。
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by kude104 | 2007-08-23 22:47 | ゲーム