世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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核兵器に対する拒否反応をトラウマとして植え付けてしまうのが一番

今日は長崎に原子爆弾が投下された日ということで、核廃絶を世界に向けてどのようにアピールしていけばよいかについて考えてみました。
で、それにはやはり、映画が一番効果的なのではないかと思います。

原爆の被害の様子を生々しくビジュアル化した映画。
R-18指定くらいで、観た人の多くが気分悪くなっちゃうくらいのやつ。
たとえるなら、「はだしのゲン」みたいなやつ。

要は、核兵器に対する拒否反応をトラウマとして植え付けてしまうのが一番いいと思うのですね。
いくら「核兵器は恐ろしい」と頭で理解したところで、そういうのは別の理屈で簡単に上書きされてしまいますから、理屈ではなく、心に「核兵器拒絶」の感情を焼き付けちゃおうと。
で、心に焼きつけるのに、映画は実にうってつけだと思のです。
あの大スクリーンと、あの没入感。
テレビだとCMが入ったり、すぐチャンネル換えられたりするからね。

ただ問題は、仮にかなり出来のいい映画が作れたとしても、実際にお客さんに観てもらえなければ意味がないということです。
普通に原爆映画撮りましたというだけでは、ほとんど誰も観ないでしょう。
なんか、そのへんの公民館とかで無料で上映する教育的映画みたいな、そんな位置づけで終わってしまいそうです。
それでは充分な数のお客さんにトラウマを植え付けられない。
やはり、普通の商業映画館で全国ロードショーされるくらいでなくては。
そして当然、日本だけの上映で終わったのでも意味がない。
海外配給も視野に入れて・・・というか、海外配給こそを視野に入れなければ。

それには、日本映画として作るのではなく、海外で、外国映画として作るのがいいのではないかと考えます。
邦画で原爆の映画というと、言っちゃ悪いけど、「またか」みたいなところあるじゃないですか。
たぶん、外国からすれば、まったく関心を引かないですよ。
でも、外国の映画会社が原爆の映画を撮りましたってなると、「え、なんで外国で?」という意外性がありますよね。
それだけで、ひとつ話題性が生まれる。

そして何より、核兵器廃絶を現実のものとするなら、アメリカを動かさなくてはなりません。
つまり、この原爆の映画を、一人でも多くのアメリカ国民に観てもらわなければならないわけです。
「原爆投下は正しかった」というのが共通認識であろう国に、それはかなり難しいですよ。
日本が作った原爆映画をアメリカに持っていくというのは、国民感情として、中国の作った南京大虐殺の映画を日本に持ってこられるようなもの・・・という喩えはちょっとアレですかね。
要するにまぁ、「加害者」にしてみれば、「被害者」が作った「被害」の映画なんて観たくないってこと。
そういう反応は、至極当然だろうと思います。

ところが、これがたとえばクリント・イーストウッドが撮った原爆映画だと、どうでしょう。
アメリカ人の中にも、ちょっと観てみたいという人、出てくるんじゃないでしょうか。
まぁ、ハリウッド資本で原爆映画はたぶん撮れそうにないので、フランス映画あたりでどうにかなりませんかね。
海外でそれなりに話題になれば、日本人は観るんでね。

核廃絶の動きは、「まず日本で盛り上げて、そして世界で・・・」という動きではなく、「いきなり世界で盛り上げて、そうすれば日本でも盛り上がる」という発想のほうがいいのではないかと思います。
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by kude104 | 2007-08-09 23:57