世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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7月に「キサラギ」

ということで「キサラギ」のほうを観てきましたよ。
ネットでの注目度の高さである程度予想していましたが、立ち見が出るくらいの盛況っぷりでした。

で、感想はというと、たしかにこれ、おもしれー。

といっても、いちおう予防線を張っておきますが、「めちゃくちゃ面白いらしいぞ!」とあまり期待値上げすぎると、「何だこの程度か」となってしまう恐れがあるのでご注意ください。
ちょっと小粋な低予算ムービーらしいぞ、というくらいの心構えがよろしかろうと存じます。

内容はというと、自殺した売れないアイドル・如月ミキの一周忌に、ファンサイトの常連5人がオフ会を催すというもの。
この5人は、その日はじめて顔を合わせる見ず知らずの間柄。
初めはファンの集いらしく、如月ミキのお宝グッズの自慢などで盛り上がっていたが、やがて、その中の一人が「如月ミキは自殺じゃない、殺されたんだ」と切り出したことで状況が一変する。
話が進むにつれて、新事実が次から次へと明らかになり、そのたびに「如月ミキ・死の真相」は二転三転する。
そして最後にたどり着いた真相とは――みたいな。

こう書くと、推理サスペンスものっぽい印象になりますが、たしかにその要素は全体の50%くらいあるでしょうか。
“推理”と言っても、いわゆる制作者と観客との知恵比べ――この謎、解けるものなら解いてみよ――という類のものではないので、推理小説マニアは期待しないように。
とはいえ、推理→新事実の発覚→推理のやり直し→新事実の発覚→推理のやり直し→・・・という展開はテンポ良くて面白いし、その過程で5人の人間関係がどんどん変わっていくのも面白いです。

で、残る50%はというと、コメディです。
まぁ、マニアックなB級アイドルの熱狂的ファンである野郎たちの集い――というあたりで、個性的なキャラクターたちのドタバタ劇が想像されるかと思いますが、そんな感じです。
おおむねベタと言えばベタな笑いではありますが、それでもけっこう面白かったです。
会場全体がほのぼのと笑いに包まれる感じで、良かったですよ。

「如月ミキは殺されたんだ! 犯人は――」という展開にもかかわらず、最後は爽やかにハートウォーミングに終わる感じも嫌いじゃない。
べつに歴史に残る傑作って映画じゃないけど、でも、観終わった後、ほっこり楽しい気分になって席を立てる映画じゃないかと思います。
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by kude104 | 2007-07-02 21:00 | 映画