世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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サバイバルという言葉が嫌いなら使わないで生き残ろうか

My Life Between Silicon Valley and Japan - サバイバルという言葉が嫌いなら使わないで話そうか

この時代認識には同感です。
本質、データのやり取りだけで事足りる仕事は、ネットがあれば世界中のどこの誰とだって一緒に仕事ができるようになるでしょう。
ということは、これからそのような職に就こうという人は、地球の裏側の優秀な人材と椅子を争わなければならないってことです。
今までは、日本に会社があるから日本人を雇うしかないということで、言うなれば日本人ということでもって採用されていた人が、これからはそうはいかない時代がくるよ、と。

方々で言われていますが、こうした変化は、鉄道の登場になぞらえると分かりやすい。
かつて鉄道がなかった時代は、ほとんどの人は、自分の生まれた土地で職を探すしかなかったわけです。
しかし、鉄道が出来て行動範囲が広がったことで、人々は別の土地――つまりは都会に出て働けるようになりました。
結果、地方から人がいなくなって、農村は衰退しました――みたいなたとえ話。

インターネットの登場によって「地方」から流出するのはジョブと賃金です。
今まではネットがなかったことで国内に留まるしかなかったジョブが、ネットによって世界に放たれようとしている。
そして日本は衰退しました――みたいなことにならなきゃいいけど。

もちろん、裏を返せば、日本に居ながらにして世界中の仕事ができるということでもありますから、優秀な人にとっては、嬉しい時代がきたもんだということでもありましょう。
そのへんが「サバイバル」ですかね。
明暗分かれます、みたいな。

ただ、言語について言えば、ぼくはけっこう楽観的です。
次の十年――あと十年あれば、それなりの翻訳機くらいできるでしょう。
日常会話をナチュラルに翻訳するのはまだ無理かもしれないけど、ビジネス文章を意味がわかる程度に翻訳することは十分可能ではないかと思います。
翻訳機の性能も上がるだろうし、翻訳機で翻訳されやすい文章を書くコツ、みたいなノウハウも蓄積されていくだろうし。
結果、データのやり取りだけで事足りる仕事をネットでやり取りする分には、言語はさほど問題にならないんじゃないでしょうかね。

問題は、ですから言語云々ではなくて、これからのネット時代に身を立てるにはどのようなジョブを狙うか?という部分が戦略の核となってくるでしょう。

ネット上のデータのやり取りで済ませられない仕事に向かう、という戦略が一つ。
ネット上のデータのやり取りで済む仕事のスキルを磨き、世界に打って出る戦略が一つ。
ジョブをオファーする側に回るという戦略が一つ。

「ネット時代に生き残る戦略」と言うと二番目に向かいがちですが、実は、おそらく、二番目が一番キツイんじゃないかという気がしますね。
なぜなら、考えればすぐわかることですが、二番目が一番ライバルが多くなるからです。
なにしろ、世界中の人間がライバル候補になるんですから。
まさにレッドオーシャンです。

反対に、資金さえあれば、三番目が一番カンタンでしょう。
なにしろ、世界中から優秀な人材を集めて、世界中の顧客に向けて商売できるんですから。

となれば、次の十年に日本が生き残る道は自ずと見えてくるというものです。
雇われる側ではなく、雇う側に回ることです。
極端なことを言えば、日本人がみんな経営者になったとしても、労働者は世界中にいるのだから大丈夫ってことですね。

経営者を育てる教育が、次の日本をサバイブさせるのではないかと思います。
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by kude104 | 2007-06-18 23:59 | PC&ネット