世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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それは「不甲斐無い」のか「モラル」なのか

FPN-「動画等著作権の過保護」と日本ITベンチャー企業の不甲斐無さ

たしかに共感するところもあるのだけど、こういった意見に対して常に思うのは、じゃあもしたとえば「テキスト共有サイト」があって、自分の書いた文章が、あるときはそのまま、またあるときは好いように加工されてアップロードされるという状況になったとき、それを良しとできるだろうか・・・ということです。
以前、うちのブログのエントリーが別のブログに全文まるまる引用というかコピーされていたことがあったのですが、好い気分はしなかったですね。
こんな趣味で書いている一円にもならない著作物ですらそうなので、もしこれで飯食ってますという状況にあったら、自分は「著作権の過保護」賛成派になっちゃうかもしれない。

上記エントリーの著者さんは、かく言うからには、ご自身の創作物は「コモンズ」扱いで発信されているのでしょうか。
上記エントリーには、クリエイティブコモンズマークとかありませんけど。
・・・などという物言いをすると嫌味っぽく響きますが、純粋に興味として。
そりゃ他人の著作物はタダで好き勝手にできるほうが嬉しいに決まっているので、問題は、自分の著作物に対してもそれを許せるかというところだろうと思うのです。
加えてビジネスの問題も生じてきますし。
この著者さんが一消費者なのか、たとえばプロのライターさんなのかによって、発言の重みが変わってきますよね。

たとえばYouTubeの、無審査で通してクレームがついたものだけ削除するというやり方自体は、正しいと思います。
ただ、削除とアップロードがいたちごっこになり、実質、違法コンテンツの削除が機能しないという状況であるなら、それはやはり間違っている。
違法コンテンツで人を集めて良しとするのは、正直、モラルが低いと思うのですよ。
だったら、やったもん勝ちじゃないですか。
法を守るほうが非難されて、破るほうが喝采されるんじゃ、やってられないよね。

一方で、だからと言って、古い著作権ビジネスにしがみつく放送業界や音楽業界が正しいとも思わない。
現行の著作権法や著作権ビジネスは、明らかにもう限界でしょう。
本当は彼ら自身が今の時代に合わせて柔軟に変化できればいいのだけど、改革というのは、既得権益者にはなかなかできないからなぁ。
外部からの破壊でもって革命してやらなければ、変われないのかも知れない。
ただ、革命の結果、著作者が全員死亡したんじゃ意味ないからね。

たとえばYouTubeと折り合いをつけて、それでビジネスとしても上手くいくという成功例が積み上がっていけば、古くて頑迷な既得権益者たちも変わるだろうと思います。
ですから、ぼくとしては、ぜひそういった成功例を作り出すところが現われてほしいと願うばかりです。
動画共有サイトを作るのもいいですが、動画共有サイトを上手く使ってコンテンツビジネスを成功させる、そんなベンチャーをこそ期待します。
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by kude104 | 2007-04-13 19:09 | PC&ネット