世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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『Second Life』は『Second World』になりうるか?

Second Lifeのビジネスモデル----CPUの作り出す「もう一つの地球」はハッピーか。 IT's Big Bang!

具体的なイメージは全くと言っていいほど浮かばないのだけど、直観的に、「なにやらとんでもないことが起ころうとしている」という予感めいたものを感じずにはいられません。
Second Life。
本当に、人間がそこで生活を営むに足る『第二の世界』が生まれようとしているのでしょうか?

まず、Second Life内の仮想通貨が、現実世界の通貨と交換可能であること。
これによって、Second Life内での収入が、現実世界の収入となる。
Second Life内で自分の分身がせっせと働き稼いできたお金で、現実世界の自分が生活するという、なんか変なSFみたいな話に思えてきます。
──いや、この発想でさえ、古いのか。
「こっちの世界が主、あっちの世界が従」ではなく、たとえば、食事の時間にはこっちの世界に戻ってきて、あとはあっちの世界で暮らす──といった感覚になるのかもしれない。
つまり、本当に、二つの等価な世界を行ったり来たりするという感覚。

生きていくに足る収入をあっちの世界で稼げるようになった人は、活動の多くのをあっちの世界に移すことになるだろうから、それはもう『従』の世界じゃなくなる。
そういう人が増えると、必然的にあっちの世界にもこっちの世界と同じような『社会』が誕生することでしょう。

そうして、「経済 → 社会」ときたら、次は「政治」でしょう。
Second Life内で発生するであろう様々なトラブルを、やがて参加者たちが自分たちで解決しようとし始めると、コミューンが誕生する。
それはやがて、『国』に発展していくんじゃないかな。

Second Lifeのビジネスモデルとして、
「参加者が、リンデンラボ社から、バーチャルワールド上の「土地」を有償で借りて、高付加価値を生むような事業を行う。そして収益が上がれば、リンデンラボに「税金」を払うのである」
と説明されています。
この『税金』という言葉に、ぼくはちょっと衝撃を受けました。
『税金』の徴収ってのは、まさに『政治』じゃないですか。

Second Life内においてはリンデンラボ社が全権を握っているのでしょうから、今は『リンデンラボ王国』であると言えるでしょう。
この『リンデンラボ王国』内で、やがて様々な国が建国されるようになったとき、果たして『リンデンラボ王』はどうするでしょうか。
かなりの人がSecond Life内に住むようになっていれば、いかに『リンデンラボ王』といえども独裁的にふるまうことはできないでしょうから、おそらく、「『リンデンラボ王』に決められた税を納めさえすれば建国を認める」という措置が取られるでしょう。

ということで、Second Life内にはそれこそ様々な国が建国されるに違いない。
それによって、様々な政治体制が試行錯誤されると面白いなぁと思います。
社会主義体制の再実験なんてのも、ありかもしませんよ。
その中から有用なシステムが見つかれば、ぜひ現実世界にフィードバックさせたいところです。

そして、ぼくがSecond Lifeで特に興味を引かれるのは、『リアルワールドと違って、デジタルの世界では土地の広さに「限界」はない』というところです。
この地球上では、多くの場合、土地をめぐって争いが起きてきました。
しかし、Second Lifeでは、どこまでも新天地が続き、どの土地も肥沃さに絶対的な違いはない(耕す者の能力次第)のだとしたら、土地をめぐる争いはぐっと減るのではないかと思います。
Second Life内なら、『エルサレム』を2つも3つも作れるんですから。

──と、Second Lifeがそこまでの存在になるかどうかは、やはり、Second Life内における経済活動がどの程度の規模になるかによって決まるだろうと思います。
結局、現実世界で稼がなきゃならないというのであれば、”Second”に留まるでしょう。

ところで。
Second Lifeでどの程度の経済活動が許可されているのか知りませんし、どの程度の『法的整備』がされているのか分かりませんが、もしわりと自由度が高いのであれば、あれですね。
現実世界の商法で禁止されているようなことを行えば、たいてい儲かるということになりますね。
未整備のうちにやったもん勝ちな気がします。
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by kude104 | 2007-01-27 22:47 | PC&ネット