世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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その時歴史が動いた 島原の乱

昨日放送のNHK「その時歴史が動いた」のテーマは島原の乱。
なかなかに切ないお話やったね。

感じたのは、ひとつには、排他的であるというのは回り回って自らに害をなすということ。
番組中に、当時のキリシタンが仏教などの異教徒に攻撃的であったエピソードが紹介されていましたが、当時のキリスト教が融和的であったなら、多少は違ったのかもしれない。

信仰と一揆が結びつくのはなにもキリスト教に限ったことじゃなくて、仏教にだって一向一揆とかありますよね。
それでもキリシタンが根絶やしにされたのは、やはり、その背後にある西欧カトリック教国の脅威というものがあったからでしょう。
たしかに、あのタイミングで幕府がキリスト教を遮断したのはファインプレーだったのではないかという気がします。
でなければ、もしかしたら、日本もキリスト教文化圏になっていたかもしれませんよね。

でも、どうせ強制的なる改宗・弾圧を実行できるだけの力があったのなら、その力をもう少し寛容的な方向に向けて、なんというか「人畜無害なキリスト教なら信仰してもいいよ」という落とし所にはできなかったのだろうかと思わないではありません。
カトリック教国の影響力の極めて弱い、排他攻撃性のない、静かで平和的な日本式キリスト教というものを用意して、あとは力づくでも理屈づくでもいいのでそっちにシフトさせれば良かったんじゃないかなぁ。

いずれにしても、けっきょく民衆はただただその信仰心をいいように利用されただけという図式が見えてきて、切ない。
そして、民衆自身も自分たちの正当化にキリスト教を利用しているように思えて、切ない。
『乱』なので当たり前だけど、信仰があってなお、ものすごい人のエゴとエゴの衝突がそこに見えて切ないですね。
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by kude104 | 2007-01-25 23:59 | テレビ