世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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「ウェブ人間論」に見る未来を立脚点とする思考

今、新潮新書の「ウェブ人間論」を読んでいるところなのですが、読んでいて梅田さんの考え方の傾向がちょっと見えたような気がして「面白いなぁ」と思ったので、メモ代わりに。

たとえば、「この先世の中はこうなるのではないか」という予測を立てたとして。
ほとんどの人は、今現在を立脚点として、そこから来たるべきその未来像への変化を考えるんじゃないでしょうか。
するとどうしても、「世の中がこんなふうに変わったら、今のこれは立ち行かなくなるのではないか」という方向に思考が向きがちです。
基本的に人は保守的だから、環境の変化によって得られるプラスよりも失うマイナスの方への警戒心が強く働きます。
で、「じゃあ、そうならないためにどうすればいいか」という、予防策についてより強く頭を巡らせてしまいます。
なんとなれば、少しでもマイナスの少ない未来像に修正は効かないものか・・・なんて考えたりして。

でも、梅田さんの場合はどうやら違うようです。
「予想した未来像は来る」という前提にたち、そこを立脚点にして、「じゃあ、そういう世界でうまく立ち回るにはどうすればいいか」という発想をされるようです。
少々乱暴にいうなら、「その未来像に問題があろうがなかろうが、抵抗しようが足掻こうが、それは否応なくくるんだから、四の五の言ってないで、その未来で少しでも上手く立ち回る方法を考えた方が賢いでしょ」といった感じ。

その未来像が今と比べてどうか、良いのか悪いのかというのは考えない。
思考をぽんと未来に飛ばして、いま自分がその未来にいるとして、どんなプラスを創造・享受できるか、という風に考える。
たしかにこの発想で物事を考えると、思考が前向きになりますね。

でも、多くの人は、思考をぽんと未来に飛ばせないんですよね。
ぽんと飛ばすためには、「必要とあらば今のやり方はいつでもすぐに捨てて、新しいやり方を試すよ」という心構えが必要です。
これがなかなか難しい。
人間どうしたって、今のやり方をできるだけ使い続けたいものだから、だから、今現在を立脚点にして未来を考えてしまうのでしょう。
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by kude104 | 2007-01-13 19:26 |