世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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デフレスパイラル

痛いニュース(ノ∀`):自動車メーカー社長 「なぜ車が売れないか正直言って分からない」

「稼ぎが増えねーのに、車なんて買えるかバカ」というのが多くの人々の「答え」でしょうか。

昔ちょっと不思議に思ったことがあるんですよね。
普通の人が普通に働いて普通に生活できるってのが、なんだかすごく不思議だなぁと。

「普通の人が普通に生活するにはだいたいこれくらいのお金が必要だから、お給料はこれくらいで」って感じでお給料がおおざっぱに決まるとして。
「普通の人のお給料がだいたいこれくらいだから、この商品はこれくらいの値段で」って感じで商品価格が決まるとして。
それらが卵が先か鶏が先かのようにリンクして、他にも商品だったら仕入れ値やら会社の儲けやらがあって、日銀が流通するお金の量をコントロールして──。
なんか、ものすごい絶妙なバランスの上に成り立っているような気がします。

食物連鎖で、草食動物が増えると肉食動物が増えて、時間と共に適正なバランスに落ち着くように、「お給料と生活に必要なお金」も自然と適正なバランスに落ち着くようになっているのでしょうか。
世の中の摂理ってすごいよねぇ。

で、「物が売れない」という話ですが。
商品が売れない → 価格を下げよう → 生産コストを下げなければならないので人件費を抑えよう → 賃金カット、海外で生産 → 購買層の収入減 → 商品が売れない
みたいな負のスパイラルに突入し始めているのではないかと、最近ちょっと不安に感じます。

最初は、日本で生産して日本で消費するということで、お金が日本の中でぐるぐる回っていたんだろうと思います。
これだと、生態系が日本で閉じているので、食物連鎖のバランス調整がきちんと働くのは間違いない、という感じです。

やがて、日本で生産して、日本でも消費するけど海外にも輸出する時代が来たと。
これはお金が海外から日本に流れ込む状況です。
いうなれば、放っておいても草がどんどん生えてくるようなもので、草食動物もどんどん増えて肉食動物もどんどん増えて、バランス調整の必要なく産めよ増やせよの時代と言えるでしょうか。

しかしここ最近は、海外で生産したものを日本で消費する時代になって、お金が海外にどんどん出ていく状況になっているように思います。
これは言うなれば草がどんどんなくなって行っている状況ですから、やがて草食動物も減り、肉食動物も減ることになるでしょう。
全滅しなけりゃいいなと思うのです。

前々から、「安すぎる」というのは一消費者としてはその場では得をしているように思えても、社会全体としては損をしているのではないかと感じています。
売買というものを価値と価格の等価交換だと考えると、100円の価値ものを10円の価格で売買することは、90円分の価値を消失させることなのではないかという気がします。

経済はもう少し複雑にできているのだろうから、そう単純な話ではないのでしょうけど、なんかひたひたと自滅の方向に向かっているようでちょっと不安です。
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by kude104 | 2007-01-11 23:58