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世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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映画「鉄コン筋クリート」がすごい!

発作的に映画「 鉄コン筋クリート」を見てきました。
特に理由はないけど、なんだか無性に見たくなったんですよ。
で、見た感想としては、もう「すげぇ!」の一言です。
あの個性的で癖のあるマンガをよくまぁ見事に映像化したもんだと、ただただ感嘆する2時間でした。

内容は、ほぼ原作のとおりです。
もちろんそっくりそのままではありませんが、上手く2時間にまとめたなぁと感心しました。
映像的な演出もうまく加えられていて、とてもいい出来栄えだったと思います。

個人的には、イタチが出現してからの展開がちょっと駆け足だったかなという気はしましたが。
リンゴの種のくだりとか、個人的にけっこう好きなセリフなのにカットされててちょっと残念でした。

とまぁ、原作物には珍しく、原作を知っている方が楽しめる映画ですね。
というのも、もともとの原作が少々難解なので、映画で初めて一回だけ見て内容を理解できるかというと、ちょっと無理なんじゃないかと思います。
「で、結局なんだったんだろう?」ってなるんじゃないかな。

それでも、映像はものすごいエキサイティングですから、ストーリー的なものは無視して、映像を楽しむだけでも十分楽しめるだろうとは思いますが。
ま、映像もまたご覧のとおり癖のある絵柄なので、好き嫌いはあるかもしれませんが。
けっこうバイオレンスだし、間違っても子供向けのアニメじゃないです。
ちょっとフランスアニメっぽい雰囲気ですよね。
そういうのが嫌いじゃない人は、ぜひ、マンガもあわせて見てほしいなぁと思います。

個人的には、DVD出たら買ってもいいなぁ、これ。

そういえば、前にドラえもんのアニメについて、「原作と映画は別物だから」みたいな話をしましたが、しかし今回、この「鉄コン筋クリート」を見て、「原作への愛」をこめて映像化された作品がどういうものかを改めて見せつけられたというか。
「本当のドラえもん」とか「ドラえもんへの愛」とか、それは上手く言葉では説明できないけれど、でも愛のある作品とない作品というのはやっぱり見ればわかるんだなぁと思いました。
今なら、アニメ版ドラえもんを批判していた人の気持ちがちょっとわかる気がしますね。
by kude104 | 2006-12-28 23:59 | 映画