世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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Winnyとブラウザの違いは有益性

404 Blog Not Found:ソフトウェアをリリースする罪

Winnyの作者が有罪判決を受けたことについて、「ならばブラウザやshellコマンドもアウトではないか」というお話。
これと似たものとして、「包丁職人もアウトではないか」という話もよく耳にします。

ぼくは法律のことに詳しくないし、危機感も薄い。
なので正直、「なにをそんなに過剰反応することがあろう」と思ってしまう。
たかが、Winnyが葬られただけじゃないかと。
まぁ、結論ありきで無理やり出されたおかしな判決だなぁとは思うけれど。

法的にどうこうというのはともかくとして、ブラウザがOKでWinnyがアウトなのは、要するに、有益性と有害性とのバランスの問題なのではないかと思う。
包丁がOKで日本刀がアウトなように。

利用者個人の有益性はともかくとして、Winnyが社会にもたらす有益性と有害性とを天秤に掛けたとき、これはもう圧倒的に有害性のほうが大きい。
と、世間に思わせてしまった時点で、Winnyの「有罪」は決まってしまったのだろうと思う。
これはもうWinnyの自業自得というか、世間を納得させるだけの有益性を示せなかったんだから、しょうがない。
まぁ、それを「著作権違反幇助」として裁くのは、やっぱり無理やりだと思うけどね。

「だから日本ではYouTubeのようなサービスが生まれない」という主張には、ちょっとそうかもという気がしますが、でも、YouTubeだって「著作権者の指摘があればすぐに違法ファイルを削除します」という安全装置がなかったら、葬られていたんじゃないかと思う。
あと、YouTubeは、違法ファイルの温床という有害性だけでなく、自分たちのオリジナルビデオを発信する場やプロモーションの場としての有益性だってちゃんと示せているし。

あと。
幇助っていうなら、「Winnyで違法ファイルゲットだぜ」みたいな記事を書いていた雑誌などはお咎めなしですか?
Winnyのようなアンダーグラウンドなツールが、あれだけ一般に普及したという状況がそもそも異常だと思うわけで。
その一端は、そういう雑誌なりが担っていたんじゃないでしょうか。
Winnyだって、アングラのままだったら葬られずに済んだものを。
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by kude104 | 2006-12-14 23:58 | PC&ネット