世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

脱談合で弱肉強食の始まり

今日の「NHKクローズアップ現代」は「崩れ始めた“談合社会”」というテーマで、業界の脱談合の動きについてレポートしていました。
番組の中で登場した「我が社は談合を止めました」という社長さんのコメントが、実に興味深かったです。

要するに、公共事業が大幅に削減され、仕事の数が激減したために、今までのように談合で「みんなで持ち回りで受注しましょう」なんてことをやっていたのでは、いつ自分の番が回って来るかわかりゃしない。
そうこうしている間に、うちが倒産しちゃうよ。
だったら、そんなうま味のない談合なんて無視して、価格競争に打って出て仕事を取っちゃえ──みたいな感じでした。

面白かったのは、誰一人として、「談合は悪いことだから止めました」って言わないこと。
「損を覚悟で正義を貫きます」ってことでは全然ないのね。
得になるなら談合するけど、現状は損をするから、俺談合やめた・・・って感じ。
やっぱり、商売の現場はそういうロジックで動いているのだなぁと妙に納得しました。

それに、「談合やってました」という人たちのコメントを聞いていると、談合というものがある種の互助システムのように機能していたのだなぁという印象を受けます。
一概に、「談合=悪」ってことでもないのね・・・と。
みんなで持ち回りで受注しましょうなんて、見ようによっては和を尊ぶ美しい話じゃないですか。
それで、それぞれの会社の社員さんたちも養われていたわけですし。
公共事業を談合で受注することで雇用を確保するなんて、ある意味、社会福祉政策っぽいじゃないですか。

談合システムが崩壊し受注競争が始まれば、おそらく多くの会社が倒産することになるでしょうね。
脱談合に動いた中小企業も、今は価格競争を仕掛けて仕事をとるぞなんて言っていられるかもしれませんが、大手が本気で価格競争に乗り出してきたらまず太刀打ちできないでしょうし。
留まれば死、打って出ても死、みたいな。
はたして、何社が生き残れるのだろう。

でも、他の業界ではそういう弱肉強食の中で生き死にをかけて商売するのが当たり前ですから、まぁ、しょうがないっちゃしょうがない。
[PR]
by kude104 | 2006-12-12 23:56