世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

キンキーブーツ

というわけで今日は「キンキーブーツ」を観てきました。
総論から書くと、想像通り小粋で爽やかな映画で面白かったです。

内容は、ほんと設定から想像する通りのものだと思って頂いて、まず間違いないでしょう。

父親の急死により倒産寸前の靴工場を相続した主人公。
貫禄ある社長であった父親と比べられて、いかにも頼りなく、「チャーリー坊や」なんて呼ばれちゃう。
そんなとき、ひょんなことからドラッグクイーンのローラと出会い、男性用の「女王様ブーツ」を作ればニッチ市場に切りこめるのではないか?と考える。
そうして、ローラと二人三脚で靴作りを始めるのだが、問題山積。
靴そのものの製造難易度に加えて、周りの“おかま”に対する偏見や風当たりも強い。
工場の従業員たちも、女王様ブーツを作ることに乗り気じゃない。
そんな中、主人公は一発逆転乾坤一擲、ミラノの靴コレクションに出展するという賭けに出る。
そんな主人公とローラの情熱に、従業員たちも少しずつ理解を示し始めて・・・。
みたいな。

ベタというか王道というか、観客の期待を裏切らない展開の映画です。
ドラッグクイーンのセリフが「セクシャル」なことを除けば、ディズニーなんかのホームムービーといった感じの安心感さえあります。
ただなんというか、「しなくていい描写はくどくど描写しない」あたりのセンスの良さとか、くすっと笑わせる匙加減のユーモアなどが小粋で、ディズニー・ホームムービーよりも大人で洒落た映画だなという印象を与えてくれます。

そして感心したというか、なるほどなと思ったのは、ドラッグクイーン・ローラの存在感。
もちろん、彼女(彼?)が物語の重要なファクターであることは間違い無いんだけど、物語的な(シナリオ的な)ことだけじゃなくて、彼女のショーのシーンが、この映画ですごくいいアクセントになっています。
もし彼女のショーのシーンがなくて、単に靴を作っているだけの映画だったら、面白さ半減といっても過言ではないでしょう。
華やかなステージシーンというのは、映画において、それだけで山場になるんだなぁと、そんなことを思いました。

「10年に一度の傑作!」とかそういう類の映画ではないけれど、気軽に楽しい映画を観たいという場合にぴったりです。

ところで、ふと思ったのですが、「男→女」な人というのはこうして映画にもなりテレビにも出て“おかまバー”やこの映画のショーみたいな“働ける場”もあったりしますが、「女→男」な人のケースは、あんまり見かけないね。
ぼくが知らないだけなのか、それとも、こちらの人はまだ市民権を得られない社会状況なのか、あるいは、生理的な行動様式の違い(“男”はストイックだから表にでたがらない、みたいな)なんだろうか。
[PR]
by kude104 | 2006-10-01 23:59 | 映画