世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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免税廃止でユダヤ人化などしない

世に倦む日日 : 朝鮮総連への免税廃止制裁 - ユダヤ人化する在日朝鮮人権利

北朝鮮のミサイル発射に端を発するように、各地で朝鮮総連への税の減免措置を廃止する動きが出ているようで。
上記ブログでは、そのことを批判するエントリーが書かれています。

だが、ぼくには減免措置の廃止を「いじめ、嫌がらせ」とするロジックが、いまひとつピンと来ない。
それはたぶんに、ぼくの無知なるゆえだと思うけど。

もしこれが、「朝鮮総連だけに(制裁的な)特別税を課す」ということなら、「いじめ、嫌がらせ」だという批判も理解できる。
でも、今回の話は「今まで優遇していたものを、止めにしましょう」ということですよね。

たしかに、「いきなり一方的に廃止するのはどうよ?」とか、「北朝鮮のミサイル発射を理由に廃止するのはどうよ?」と思わなくも無い。
でも、それは裏を返せば、今までの減免措置の根拠・正当性が、それくらいあやふやだったからだとも言えるのではないか。
誰が聞いても納得するロジックがあれば、堂々とそれを主張して異を唱えればいいのだから。

そもそも、どういう理由で朝鮮総連が減免されているのか、ぼくは知らない。
朝鮮総連自体がどういう組織でどういう活動をしているのかも、よく知らない。
減免された分のお金が、どのように使われていたのかを知らない。
おそらく、ほとんどの人が知らないのではないかと思う。

そのことを不勉強だと非難する人が居るとすれば、それはちょっと違うと言いたい。
ぼくはむしろ、今まで朝鮮総連が自分たちの公益性ですか? 自分たちが減免されることの正当性を周知させる努力を怠って来たこと、それこそが非難されてしかるべきだと思います。

減免は優遇措置です。
優遇措置というのは、ともすると嫉まれ、隙あらば廃止しようと狙われるものです。
それゆえ、優遇措置を受けている者は、そのことに対しては常に腰を低くし、感謝をし、その優遇措置がいかに正当で社会の役に立っているかをアピールし続けなければならない。
それが優遇措置を受けている者の採るべき戦略です。
まちがっても、「優遇されて当然」などという顔をしては行けない。
たとえ心でそう思っていたとしても、表向きは感謝しているふうを装わなければ行けない。

朝鮮総連はそれを怠っていたのではないか。
だとしたら、そのツケを払わされるのは致し方の無いことです。
今回の北朝鮮のミサイル発射は、優遇廃止の格好の口実を与えてしまい、それに対して朝鮮総連は口実を打ち消すだけのものを築いていなかった。
それだけのことです。

で、朝鮮総連の減免措置を廃止することを、まるで在日朝鮮人の人権を侵害するかのように非難するのは違うのではないかと思う。
まるで、酒税が上がったからと言って、酒飲みの人権が侵害されていると非難するようではないか。

減免措置による経済的負担がどの程度在日朝鮮人の方々に圧し掛かるのか知らないですが、それは朝鮮総連の「経営」の話だ。
経営努力で乗り切って下さいねとしか言えない。
でなければ、きちんと財務状況を公開して「このように苦しいので、優遇措置を続けてください」と訴えるのが筋だと思う。

減免措置の廃止を非難するなら、訴えるべきは減免措置がいかに必要かということでしょう。
「これは弱者に対するいじめだ!」と主張しても、多くの人は「だれが弱者なの?」「どのへんがいじめなの?」と思うだけで、あまり効果的とは思えません。
ましてや、あまり安易に「ナチスのユダヤ人迫害」になぞらえないほうがいいと思います。
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by kude104 | 2006-07-24 23:59 | 時事・社会