世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

テレビ局はYouTubeを認めない

このところ、YouTubeを巡る論争を日々興味深くウォッチしています。

いろいろな立場の人がいろいろな意見を述べていますが、YouTube肯定派も否定派も、著作権保有者がYouTubeを積極的に利用するようになれば何も問題はない、そうなるのが一番理想的であるという点においては、同じ意見だろうと思います。
ですからこの問題は、「どうすれば、著作権保有者にYouTubeを認めさせるか」というところに帰着するものと考えます。

できれば、無理やり認めさせるのではなく、自ら進んで認めたくなるような方法は無いものか・・・と思う次第です。

ここからはテレビコンテンツに限って話を進めます。
ぼくとしては、テレビ局がYouTubeを認める──YouTubeへの番組アップを許可する──ことは、まずないだろうと思っています。
アメリカのNBCというテレビ局がYouTubeと提携したという事例がよく引き合いに出されますが、これって番組のプロモーション等にYouTubeを利用するという話ですよね。
「ユーザの皆さん、NBCのテレビコンテンツをYouTubeにアップしても構いませんよ」という話なら、それはすごいですけど。
まぁ、いずれにしても、日本のテレビ局が許可する可能性は、現時点では限りなく低いと思います。

とはいえ、YouTubeが示した「便利さ」への流れは、もはや止めようが無いことは間違いない。
テレビ局としても、この流れには逆らえません。
となるとあとは、いかに上手く流れに乗るかです。

テレビ局がYouTubeに乗っかるのは、現状では失うものが大きすぎて難しい。
とはいえ、視聴者はYouTubeを求めている。
だったらどうするか?と考えて辿り着いた答えは実に簡単で、「テレビ局は自分たちでYouTube的なものを作ればいい」です。

YouTubeが示したテレビコンテンツの新しい視聴の形は避けられなくても、YouTubeは避けられる。
YouTubeを避けるのはべつにYouTubeが憎たらしいからとかそういう理由ではなく、プラットフォームを他人に握られると身動きが制限されるからです。
テレビ局なんてのは、放送局を握っていてこそ存在価値があるのだから、そこを他人に預けるなんて考えられない。

たとえば、自社YouTubeだったら、テレビ番組とテレビCMをマッチングさせて表示するなんてことも自由に出来る。
これがYouTubeだと、YouTubeに「この動画コンテンツにはこの広告が表示されるようにして欲しいんですけど」って頼まなきゃならない。
で、「無理です」とか言われちゃったりしてね。

利用者にしてみれば、自分の見たいテレビ番組がYouTubeと同様に見られるのであれば、それがYouTubeでなくても構わないでしょう。
そりゃ、一ヶ所にまとまっているほうがいろいろ便利でしょうけど、分散してもそれで合法的にテレビコンテンツが利用できるなら、トータルでは文句ないはず。

フジテレビが自社YouTube的な「ワッチミー!TV」をスタートさせたのは、その第一歩となるのかもしれません。
個人的には、テレビ局が持つ自社YouTubeには、一般ユーザからの動画コンテンツの投稿機能なんかなくていいと思いますけどね。
そんなものは、それこそYouTubeに任せておけばいい。
自社YouTubeには、自分のところのテレビコンテンツをがんがんアップして行くだけで、十分利用者はついてくると思います。
だって、YouTubeのアクセスのうち、いったいどれだけがテレビコンテンツかって話ですもん。

自社YouTubeで上手くビジネスがまわるかどうかは分かりませんが、少なくとも、YouTubeで自社コンテンツを解禁するよりは可能性があるのではないかと思います。
というわけで、テレビ局にYouTubeを認めさせるのは難しいが、“YouTube的なもの”を認めさせるのなら可能性があるんじゃないか──と思うわけですが、どうでしょう。
[PR]
by kude104 | 2006-07-20 23:08 | PC&ネット