世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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鏡の法則へのリアクションは、あなたを写す鏡です・・・みたいな?

豪一郎がゆく: 鏡の法則(ハンカチを用意して読め!)

なんか、ネット上で賛否両論盛り上がっているので読んでみました。
なるほど、なかなか面白いじゃん。

人によっては、胡散臭い自己啓発セミナーや宗教の臭いを嗅ぎ取るでしょうね。
実際、ちょっと胡散臭いっちゃあ胡散臭い。
でもまぁ、なかなか示唆に富んだ話と言えるんじゃないでしょうか。

とりあえず、この話は実話じゃなくて説法だと思って読むのが良いでしょう。
実話だと思って読むと、「こんなに上手くいくはずが無い!」と反感を覚えかねません。
でもこれ、説法ですから。
御伽噺と同じ、めでたしめでたしで終わる話ですから。

ま、実話だとしてもさほど無理があるとは思いませんが、唯一、A子が父親を許してすぐに息子へのいじめが唐突に解決するところが瑕ですね。
まぁ、説法だからと言えば、そうなんですが。

これがあるせいで、「A子が父親を許す」ことと「息子へのいじめが解決する」ことに、因果関係があるかのようになってしまっている。
これが、この話を必要以上に胡散臭くしている原因でしょう。

この話の本当の目的──つまり、B氏のミッションは、「息子へのいじめを解決する」ことではなく、「A子の悩みを解決する」ことです。
これは終始一貫してそうなっています。
たまたま(?)、A子の悩みが解決すると同時に息子のいじめ問題が解決してしまったから紛らわしいですが、あそこで息子のいじめ問題が解決しなくても、この話は「めでたしめでたし」で終わっているはずです。
なぜなら、A子の悩みは見事解消されたわけですから。

ここでB氏の使っている、問題そのもの(息子のいじめ問題)を解決するのではなく、「その問題は悩まなくて良い」と納得させることで悩みを解消させるテクニックは、なるほど面白い。

A子が息子を信頼することで、A子の悩みは解消する。
そのためには、A子が夫を尊敬しなければならない。
そのためには、A子と父親との問題を解決する必要がある。
「なんで息子のいじめ問題に父親との親子関係が出てくるのさ」と思うけれど、たぶん、そういうロジックですね。

もちろん、A子の悩みが解消したからといって息子のいじめ問題が解決するとは限らないわけですが(この話では解決しちゃったけど)。
でも、A子と息子・夫との関係が良好になったことで、なんとなく解決しそうな気配は感じられる。
たとえば、息子の心の持ちようが変わることで自力で解決できるかもしれないし、息子が母親に相談するようにもなるかもしれない。
なので、まったく無責任な解決策というわけでもないだろうなと思います。

とまぁ、別に感動はしませんが、説法として良く出来た話だと感心はしました。
これで息子のいじめ問題を安易に解決させずに、親子3人で力を合わせて対処しましょうという終わり方だったら、なお良かったと思うけど。

いずれにしても、そんなに攻撃的に批判するほど酷い話でもないだろうというのが、ネットのいくつかの反応を見ての率直な感想です。
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by kude104 | 2006-07-03 23:59