世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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株という名のサバイバルゲーム

なんか、村上ファンドの村上さんが東京地検にロックオンされたようで。
このタイミングでそういう話が出てくるところに、なにやら安っぽい陰謀論めいたものを勘ぐってしまうなぁ。

一時期はぼくも世間の熱に煽られ、「俺だって、挑戦すれば株で儲けられるんじゃないか?」と思ったものですが、今じゃすっかりその気も失せた。
普通の人間が株で儲けるなんてのは、やっぱり夢物語だよなと思います。

もちろん、お小遣い程度を儲けるくらいなら、できるでしょう。
そのくらいのつもりでやる分には、いいと思います。
でも、株で生活しようとか億万長者になろうとか、それは無理だ。
そういうのは、「競馬で・・・」とか「宝くじで・・・」というのと同じレベルだね。

自分が株で利益を出すということは、そのぶん誰かが損をしているということです。
誰かが利益を出すには、誰かが損をしなければならない。
じゃあ、村上ファンドにしろ外資系ファンドにしろ投資会社にしろ、彼らが出している巨額の利益を、損失という形で支えているのは誰なのか。
ファンド同士がお互いに食い合っているわけではないでしょう。
支えているのは、当然、個人投資家だよね。

個人とファンドと、資金力も情報力も圧倒的に違うのに、同じ土俵で戦って勝ち目があろうはずがない。
個人が軍隊を相手にサバイバルゲームを挑むようなものです。
軍隊の標的にならないように逃げ回りつつ、他の個人参加者と戦って勝ち残って行くゲーム。
これが株でなければ誰が参加します?ってくらい、過酷なゲームです。

それに、株ってなんとなくネズミ講ちっくなニオイがする。
ものすごく単純に考えれば、今より高い値段をつけて買いたいという人がいなければ、株価は上がらない。
じゃあ、手っ取り早く株価を上げるにはどうすればいいかと考えてみると、株式市場にお金をたくさん流し込んで株をインフレさせればいいのではないか。
たとえば100円の株があって、買い手が50円しか持っていないなら株価は下がるし、200円持っているなら上がるでしょう。

つまり、個人投資家をじゃんじゃん市場に誘い込めば、彼らが持ちこむ金によって株価は上がる。
株価が上がれば、我も我もと個人投資家が市場に入ってきて、さらに株価が上がる。
そうやって、永久に投資家(が使う金の総量)が増えれば株価は右肩上がりでいけるのだろうけど、もちろん、そんなことは起こらない。
どこかで天井を打つ。
そうすると、今度は逆に退場者が参入者を上回りだして、株価は下降する。
ネズミ講も、参加者が増えているうちは機能するけど、いつかは破綻するあたりが、ちょっと似てるなーと思うのです。

株をやるなら、長期ホールドでやるべきだろうと思います。
これだったら、個人でも正しい価値判断さえできれば、たぶん資産を増やすことが出来るように思います。
まぁ、個人の資金で増やせる資産なんて、たかが知れていますが。

少なくとも、デイトレードはやばい。
何がやばいって、巷にデイトレード指南書みたいなものがあふれかえっている時点でやばい。
デイトレード成功譚が盛んに喧伝されているところがやばい。
勇ましく高らかに鳴り響くものは、たいてい突撃ラッパだと思ったほうがいい。

突撃ラッパに乗せられて突撃したら、たいてい死ぬ。
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by kude104 | 2006-06-02 23:59