世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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コンテンツ販売ビジネスよりも、さらにユートピア

現状では、ネット上での決済にある程度の手間が掛かる以上、超薄利多売なビジネスモデルはなかなか難しい。
よって、コンテンツの販売についての思索はここでストップして、今度は別の方向を検討してみようと思います。
コンテンツの販売以外に、クリエイターが自分のサイトで配信するコンテンツから利益を得る仕組みはないものだろうか。

もしそんな仕組みがあれば、コンテンツはタダで配信しても良いわけですから、「ソフトがタダになる時代」にも対応可能です。
いまのところ、これについては広告ビジネス以外の答えはまだ見つかっておらず、それだけに非常に面白いテーマです。

実は、もしひとつあるとすれば、それはパトロン制ではないかと思っています。
あるいは、寄付・カンパ制と言っても良いけど。
コンテンツは無料で、それを利用したお客さんが「このクリエイターを応援したい」と思ったならば、クリエイターに対して自発的にお金を贈るというモデル。

自分でもAnyWare+なんてサイトを運営してますし、他にも「投げ銭システム」といったものは、いろいろと試みられています。
はてなやライブドアなんかでも、主にブログを対象とした投げ銭システムを運営していますよね。

ですから、「無料コンテンツで収益を得る方法はないものか?」という議論では、このパトロンシステム的なものは、わりと挙がってくるアイデアではあります。
が、しかし。
個人的には、どうやらこのパトロンシステムというのは、けっきょくやっぱりユートピア論の域を出ないのではないかと思うようになっています。

AnyWare+はともかくとして、規模で言えばいまや日本のネット社会で屈指の存在であるはてなとライブドアの投げ銭システムが、それほど機能しているように思えないというのがその実証と見ていいのではないでしょうか。
いや、実際のところどうなのか詳しいデータとか知らないのですが、「アフィリエイトで稼ぐ!」みたいなアヤシイ指南書が出回っている一方で、「投げ銭で稼ぐ!」が出回っていないことを思えば、成功例はなさそうだなぁと思うのですよ。

いちおう誤解の無いように言っておくと、「パトロンシステムでは利益は得られない」という話ではありません。
こういうものは使いようなんで、上手く使えば利益は出る。
実際、うちでも利益を出している人はいらっしゃいますからね。

ただ、ビジネス的な規模というか期待値で言えば、広告ビジネスに遠く及ばないのではないでしょうか。
GoogleAdsenseが新たな経済圏を作り出したようには、パトロンシステムは世の中を変えうる力を持ち得ないのではないかと、そんなふうに感じています。
海外じゃまた話は違うみたいですけど、日本ではおそらく。

次回はそのへんさらに詳しく話を進めて行きたいと思います。
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by kude104 | 2006-05-14 23:57 | PC&ネット