世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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「ソフトがタダになる時代」について その4

今回はいよいよ「ソフトがタダになる時代」のビジネスモデルについて考えようと思います。
まず真っ先に出てくるのは広告モデルです。
と同時に、それで打ち止めです。
現状では、広告モデル以外に「これは」と言うアイデアは提示されていないように思います。

ぼく個人としては、いまのネットの広告モデルをそのまま持ってきても、「ソフトがタダになる時代」は生き残れないと考えています。
広告モデルが収益の柱になることは間違い無いにしても、これ一本では支えきれない。
もっと柱を太くするか、別の柱を合わせて建てるか、なにか工夫が必要です。

ネット広告の世界というのは非常にシビアだというイメージがあります。
バナー広告にしろキーワード広告にしろ、そこからどれくらいの人が商品ページにアクセスし、どのくらいの人が商品を購入したかというのが、数値データとして計測できる。
なので、広告主にしてみれば、ある程度データをとって分析すれば、「この媒体への広告費は売上の何パーセントが適当」といったことが分かる。
実際に売れた分に応じて報酬を支払うアフィリエイト広告がその最たるものですが、つきつめれば、ネット広告というのはそこに行き着きます。

ネット広告にだって、ブランドイメージや名前を売るための広告が有るじゃないかという話ですが、もちろんあります。
しかしながら、そういうイメージ広告に、ネット広告はあまり向いていないのではないかと思うのです。
印象に残ったバナー広告やキーワード広告って、皆さんそんなに無いでしょう?
テレビCMがもつイメージ広告力に比べれば、ネットのそれは圧倒的に弱い。

もちろん、今後ネット広告市場はまだまだ拡大するでしょうけど、それでも、既存のコンテンツ産業をそっくりそのまま支えられるほどには大きくはならないと思います。
おそらく、広告モデルで生き残れるのは、大手数社といったところじゃないでしょうか。

コンテンツの制作者が個別に広告を付けて・・・といったことは、恐らく現実的な話ではない。
この方法は、最終的には、現状のGoogleAdsense+アフィリエイトといった程度の話になります。
月数万円のお小遣い程度ですね。
もちろん、レアケースとして月数十万稼ぎますという人もいるでしょうけど、そういう人を基準にして、業界全体として「これで食べて行ける」とは言えない。

なぜそうなるかといえば、広告ビジネスをきちんとやって行くためには、営業が欠かせないからです。
「有名になれば広告主のほうから来てくれる」というのは、たぶん甘い。
広告媒体として同程度の価値を有するサイトなら、営業力の強いほうが勝つ。
でも、個人レベルで制作しながら営業とか、まず無理でしょう。
いずれ広告の奪い合いになれば、個人レベルで生き残れるのはほんの一握りだけになるでしょう。

Adsenseやアフィリエイトというのは、営業して広告取るのがめんどくせーから代わりにやってよということです。
営業力を持たない、あるいは営業しない個人レベルなら、結局ここに行き着く。
でも、代わりにやってもらっている分のマージンはたぶんごっそり持って行かれるから、儲けは微々たるものになる。
よほど大規模にやらなければ、これで食って行けるようにはならないでしょう。

ですから、広告モデルを考える場合、もっと大規模に根本的に考えなければならないと思います。
Adsenseやバナー広告でOKだろうというのはやっぱり安易というか、それでは未来はあまり明るくない。

では、どういう方法が良いのかというのは、また次回。
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by kude104 | 2006-05-08 23:59 | PC&ネット