関節技アクションの傑作「トム・ヤム・クン!」
2006年 05月 03日
というわけで先日は「トム・ヤム・クン!」を見たわけですが、いやあすごかった。
「マッハ!」では「これ、ぜったい何人か死人が出ているだろ」と思ったものですが、今回は「これ、ぜったい何人か骨折しているだろ」と。
たとえば、この手のアクションもののお約束として、わらわらと押し寄せる敵に対して主人公が一人で戦うという多勢対無勢のアクションというものがあります。
カンフーアクションなら、普通は当然蹴ったり殴ったりで相手を倒して行くわけですが、今回この「トム・ヤム・クン!」では、押し寄せる敵を関節技で粉砕して行くという斬新なアクションを見せてくれます。
多勢対無勢の関節技アクションって、映画史上初じゃないですかね。
次から次へと流れるように関節技を決めて、腕を折り、脚を折り、主人公の周りに骨折して倒れた敵の山が築かれていく様は、じつにかっちょ良かったです。
この関節技にしても、通常の蹴りやパンチにしても、トニー・ジャーのアクションというのは”粉砕”ですね。
ジャッキー・チェンのアクションは、組み手のようであったり、舞台を利用してのイマジネーション豊かなアクションであったりします。
たとえるなら、ジャッキーが柔、トニーが剛。トキとラオウ、みたいな感じでしょうか。
敵が蹴ろうとしてくるところを、ジャッキーアクションなら身をかわしてから攻撃となるところを、トニーアクションは敵の蹴りよりも早くこちらの蹴りを叩きこむ。
まさに粉砕。
カウンターのように攻撃を叩きこんで、一撃で仕留めるというアクションです。
この圧倒的な破壊力が、見ていてすごく快感です。
見ているとだんだん興奮してきて、「いけ! やれ!」みたいな気持ちになっている自分がいて、けっこうアブナイ。
これって、K-1やPRIDEといったガチンコの格闘技戦を見ているときの感じに似ている。
とまぁ、アクションは文句なしに超ど級。
見所も、多勢対無勢関節技アクション以外にも、ワンカット長回しアクションシーンとか盛り沢山です。
(あれ、本当にワンカットで撮影しているのだろうか?)
ストーリー的な部分は、気にしない方向で。
こういう映画にストーリー性とか求めちゃ駄目。
ただ、「マッハ!」と比べると明らかに、単にアクションがすごいだけの映画から総合的なエンターテインメント映画に変わろうとする意志が見て取れます。
おそらくジャッキー映画的なものを意識したであろうシーンとかありましたし。
この調子で次回作、そのまた次回作と進んで行けば、ポスト・ジャッキーの座は揺るぎ無いものと思われます。
非常に楽しみです。
「マッハ!」では「これ、ぜったい何人か死人が出ているだろ」と思ったものですが、今回は「これ、ぜったい何人か骨折しているだろ」と。
たとえば、この手のアクションもののお約束として、わらわらと押し寄せる敵に対して主人公が一人で戦うという多勢対無勢のアクションというものがあります。
カンフーアクションなら、普通は当然蹴ったり殴ったりで相手を倒して行くわけですが、今回この「トム・ヤム・クン!」では、押し寄せる敵を関節技で粉砕して行くという斬新なアクションを見せてくれます。
多勢対無勢の関節技アクションって、映画史上初じゃないですかね。
次から次へと流れるように関節技を決めて、腕を折り、脚を折り、主人公の周りに骨折して倒れた敵の山が築かれていく様は、じつにかっちょ良かったです。
この関節技にしても、通常の蹴りやパンチにしても、トニー・ジャーのアクションというのは”粉砕”ですね。
ジャッキー・チェンのアクションは、組み手のようであったり、舞台を利用してのイマジネーション豊かなアクションであったりします。
たとえるなら、ジャッキーが柔、トニーが剛。トキとラオウ、みたいな感じでしょうか。
敵が蹴ろうとしてくるところを、ジャッキーアクションなら身をかわしてから攻撃となるところを、トニーアクションは敵の蹴りよりも早くこちらの蹴りを叩きこむ。
まさに粉砕。
カウンターのように攻撃を叩きこんで、一撃で仕留めるというアクションです。
この圧倒的な破壊力が、見ていてすごく快感です。
見ているとだんだん興奮してきて、「いけ! やれ!」みたいな気持ちになっている自分がいて、けっこうアブナイ。
これって、K-1やPRIDEといったガチンコの格闘技戦を見ているときの感じに似ている。
とまぁ、アクションは文句なしに超ど級。
見所も、多勢対無勢関節技アクション以外にも、ワンカット長回しアクションシーンとか盛り沢山です。
(あれ、本当にワンカットで撮影しているのだろうか?)
ストーリー的な部分は、気にしない方向で。
こういう映画にストーリー性とか求めちゃ駄目。
ただ、「マッハ!」と比べると明らかに、単にアクションがすごいだけの映画から総合的なエンターテインメント映画に変わろうとする意志が見て取れます。
おそらくジャッキー映画的なものを意識したであろうシーンとかありましたし。
この調子で次回作、そのまた次回作と進んで行けば、ポスト・ジャッキーの座は揺るぎ無いものと思われます。
非常に楽しみです。
by kude104
| 2006-05-03 23:59
| 映画