世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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Skypeに見る新しいネットの世界(妄想)

Tomo’s HotLine: [Skype]Skypeの本質は多対多VPN

技術的なことはまったくの門外漢なので、なにか頓珍漢なことを書いてしまうかもしれませんが、上記のエントリーを読んで妄想が加速してしまったので書いておきたい。

Skypeはぼくも最近使ってみて、「これはすごい無料電話だ」と驚いたわけですが、無料電話なんてものはSkypeのほんの一部にすぎず、本質はP2PのVPN(Virtual Private Network)システムにあるのだという話はすごく刺激的です。

Skype APIやらP2PやらVPNやら、それらが具体的にどういったものかよく分からずになんとなくのイメージで話をしているわけですが、ざっくり言ってしまえば、インターネットの中にSkype網とでも言うべきもうひとつのネットワールドが出現するということでしょうか。

Skypeは、電話のイメージで分かるとおり、自分と相手との間に専用の通信回線を開くことができます。
それは、インターネットの中にあって、自分と相手だけのクローズドな回線です。
電話ならこの回線は1対1でしか開けませんが、Skypeなら多対多でも開けちゃうところが特徴的です。
つまり、Skypeを使って多対多の回線を開くというのは、そこに小人数だけで繋がるクローズドなインターネット網が誕生するということです。

そこでやり取りされるのが音声データだけなら、それは便利な電話ですねってことで終わりますが、さあ、ここからが妄想の始まりだ。

たとえば、Skypeでブロクを書く・・・なんてことになったら?
そのブログは、Skypeのコンタクトリストでつながる人に向けてのみ発信されるブログとなる。
完全に内輪向けのブログです。

しかもそれがP2Pで配信されるというのも、イメージとして面白い。

たとえば、動画ファイルとか音楽ファイルとか。
Winnyなどのように、不特定多数の匿名ユーザ同士で共有するのではなく、コンタクトリストでつながる友人同士で共有するというのが、なんかよさ気です。
「このCDいいぜ」と手渡しでCDを貸し借りするイメージ、みたいな。
それがまた、友達の友達に手渡しで伝わっていく・・・といったイメージを想像すると、なんかすごく面白くないですか?

Winnyの一件で悪のイメージを植え付けられ、実際、あれげなファイルの共有にしか利用されていないんじゃないかというP2Pシステムが日の目を見る道は、これしかないんじゃないかとさえ思います。

とはいえ、普通、こんなP2Pサービスを用意しました、皆さん使ってくださいねと言ったところで、誰にも相手にされない。
匿名じゃないP2Pなんて使えるか、と言われるのが落ちです。

でも、Skypeのすごいところは、「無料電話」の顔をしてこのサービスを売り込むことが出来る点です。
みんな無料電話を利用しようと、知らず知らずSkype網に集まってくる。
それは、P2PですVPNですと言って誘うのとは比べ物にならない訴求力です。

そして、Skype網が十分な規模に達したところで、そこにもうひとつのネットワールドを誕生させれば、もう誰もSkypeには敵わないでしょう。
インターネットの世界ではGoogleが神かもしれませんが、Skype網の中ではSkypeが神として君臨できる。
ビジネスとしてもかなりの旨みだと思うのですが、どうですかSkypeさん。

クローズドなコミュニティという点では、SNSよりも、ぼくにはダンゼンこっちの世界のほうが魅力的です。
なんか、世界を形作る自由度が高そうなところがいい。

このデータは友人まで、このデータは友人の友人まで、このデータは無制限に、といった具合に、共有レベルを自由に設定できたりすると、すごくいいね。
友人のみで繋がるインターネット、非匿名のインターネット、そういう世界が登場するとしたら、それはどんなものになるのだろう。
考えるだけでわくわくします。
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by kude104 | 2006-04-03 23:59 | PC&ネット