世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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クリエイターだって、いやな批判には文句を言えばいい

はてなブックマーク - タグ naoyaff12事変

客には、自分が鑑賞した作品を好きに批評・批判する権利がある。
それを禁止することは誰にも出来ない。
と、同じように、クリエイターにも客の批評・批判に文句を言う権利があるんじゃないかと思う。

「いつからクリエイターはそんなに偉くなったのか」という言葉を真似して言えば、「いつから客はそんなに偉くなったのか」と。
(やはり、「お客様は神様です」の大量消費時代からでしょうか)
理想論で言えば、客もクリエイターも対等だろうと思うのです。
そもそも、お金というのは等価交換ですから。

もっとも、売り手からすれば、いただくお金の価値は売買成立前後で変わりませんが、買い手からすれば、購入する作品の本当の価値は売買成立後にしか分からないという点で”対等”ではありませんけど。
それはまぁそれとして。

客が作品に文句を言うのは自由だけど、クリエイターが批評・批判に文句を言うのはけしからんというのも、不公平だよなーと思う次第です。
「クリエイターだって、家で家族や友人相手に文句を言うのは構わない。
 でも、それを公の場で言うのは問題だ」
というのなら、
「客だって、家で家族や友人相手に文句を言うのは構わない。
 でも、それを公の場で言うなら、それなりの発言をしろ」
というのと、気持ちとしては同じですよね。
もちろん、立場は大きく違いますけど。

とりあえず、クリエイターの本分は良い作品を作ることです。
そのためには、客の意見に耳を傾けたほうが参考になる可能性が高いというだけで、クリエイターは客の意見に耳を傾けろ!と強要するのもなんだかなーという感じです。
批評・批判にブロークンハートしちゃうクリエイターは、「誉められて良い作品を作る」タイプの人と考えれば良い。
たしかにプロとしてやっていくにはいささか繊細すぎますが、そういう天才がいないとも限らない。
クリエイターにも、叱られて伸びる子、誉められて伸びる子、いろいろ居ていいじゃない。


批判にも、育てる批判と潰す批判というのがあって、潰す目的でなされた批判というのはやっぱり分かる。
でもって、そういう批判は、客が読んでも気分の良いものではない。

ですから、「そういう批判をするなよお前ら」と言いたい気持ちは良く分かる。
分かるけど、その気持ちをそのままストレートに攻撃的に表明するのは、やはり戦略として上手くない。
感情に感情をぶつけるのは、火に油を注ぐようなものです。

「ぼくら客は、潰す批判じゃなくて育てる批判をしよう」と呼びかけるのが、この場合、もっとも効果的ではないかと思います。
「潰す批判」を潰そうとするのではなく、「育てる批判」を育てる姿勢。
それこそが、そのまま自らのメッセージとなる。

批評・批判も、ひとたび公の場に発信されて時点で、表現作品となります。
ですから、批判に対する批判というのが成立する。
下手な批評、低俗な批判には、低レベルだとどんどん批判すればいい。
そうすることで、大衆の批評・批判のレベルを底上げしていくことは、とても価値ある運動だと思います。

クリエイター側の人間も、こういう批評・批判は嬉しい、こういう批判は止めてと、もっと発言すればいいと思います。
何でもかんでも「ありがとうございます、真摯に受け止めます」というより、よっぽどプロっぽい姿勢だと思います。
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by kude104 | 2006-03-28 23:34 | PC&ネット