世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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刑罰の軽重について思うこと

「少年は重い刑に」が25% 最高裁司法研調査(Yahoo!ニュース:共同通信)

ぼくは、感情としては、「犯罪者は厳罰に処せ」と思うくちです。
「将来の更正のため」とか、あんまり重要視していない。
なぜなら、極論すれば、そいつが更正しようがしまいが世の中には何の影響も無いからです。
だったら、犯罪者の更正よりも被害者の気持ちを晴らすほうを重視すれば良いじゃないかと、そう思います。

でも、最近ちょっと違うふうにも考えるようになりました。

たとえば、ある事件の判決でこちらの心情よりも軽い刑罰が言い渡されたとき、「司法は犯罪者を守るのか!」と条件反射的に思ってしまう。
でも、当たり前だけど、たぶんそうじゃない。

「殺人犯は死刑にしてしまえ!」とかぼくもよく思いますけど、でも冷静に考えれば、恐ろしいことを口にしていますよね。
普段のぼくは虫を殺すのもできれば避けたい人間なのに、こういう場合はあっさりと「死ね」と思えてしまう。
普段はまるで気づかなくても、自分の中には確かに「暴力志向」のようなものがあって、それは正当な理由さえ与えてやれば簡単に表に出てくるものなんだなぁと思います。

つまり、司法、法律というのは、我々がもつそうした暴力志向に対するリミッターの役割を持っているのではないかと考えるようになったわけです。
「軽い刑罰」は、ともすれば我々が振るいそうになる暴力から、我々自身を守ってくれているのではないかと。

自分たちの暴力志向をコントロールするためのシステムだと考えると、多少犯罪者に甘くなろうと被害者がやりきれない思いをしようと、社会としては「軽い刑罰」のほうが正しいように思えます。

もちろんこれは理性としてそう考えるのであって、感情としては冒頭に書いたとおりですけど。
だいたい、もし自分が被害者側に立ったら、暴力志向のコントロールとか知ったことかって思うに違いない。
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by kude104 | 2006-03-16 23:59 | 時事・社会