安楽椅子探偵 負けたのはどっち?
2006年 03月 11日
昨日は懸賞金付き推理ドラマ「安楽椅子探偵ON AIR」の解決編でした。
えー・・・。
本当に「ノートの表紙と声で犯人はあの人」でした。
考えすぎた。
というか、深読みしすぎた。
フェイントを入れないことが逆にフェイントになる、みたいな展開だなぁこれは。
そうか、これこそが原作者が辿り着いた、ファンサイト上で寄ってたかって推理されることへの対策だったのか。
なにしろ裏を読もう裏を読もうとしている人たちの集まりですから、本当はすごくシンプルで単純な謎なのに、勝手に複雑に考えて自滅してしまう。
ひとりで考えてこの解に至った人間は、それが正解だと確信を持って思えるだろうけど、ファンサイトで「犯人は○○だ」「いや、そんな簡単なはずがない」「ノートの件はこうも考えられる」「声の件はこうも考えられる」といったやり取りを目にしてしまうと、どうしてもそちらにミスリードされてしまう。
原作者からすれば、「しめしめ、計算通り」だろうな。
でも、個人的には、「あーあ、やっちゃったなー」という感じですね。
「それはやっちゃダメだったんじゃないの?」という感じ。
なぜなら、これは「視聴者の予想を下回ることで読みを外す」パターンだからです。
予想を裏切る場合は、必ず上回る方向で裏切らなければなりません。
それができない場合は、いっそ予想通りで正解者続出のほうがまだましです。
「予想を下回って外された、がっかりだ」というのと、「予想通りで簡単すぎるぜ」というのと、どちらが次回また挑戦してもらえるか、考えるまでも有りません。
懸賞金付き推理ドラマと言っても、その前にエンターテインメント作品なわけですから、犯人を当てられることが負けなのではなくて、楽しませられないことが負けなんですよね。
今回、下手をすると、ファンサイトに集うようなコアな安楽椅子探偵ファンと作品との信頼関係に傷を付けたかもしれないですね。
相手の力量を信頼するからこそ深読みするわけで、もしそれが崩れたら、「どうせ深く考えたって、また裏切られるかも知れないし」という具合に、推理に身が入らなくなります。
とまぁ辛口ですが、ぼく個人としては、がっかりはしましたがそれほど失望したわけでもなければ腹を立てているわけでもありません。
たしかに推理ものとしては物足りなかったけど、トータルでは楽しかったので。
次回もまた期待したいです。
えー・・・。
本当に「ノートの表紙と声で犯人はあの人」でした。
考えすぎた。
というか、深読みしすぎた。
フェイントを入れないことが逆にフェイントになる、みたいな展開だなぁこれは。
そうか、これこそが原作者が辿り着いた、ファンサイト上で寄ってたかって推理されることへの対策だったのか。
なにしろ裏を読もう裏を読もうとしている人たちの集まりですから、本当はすごくシンプルで単純な謎なのに、勝手に複雑に考えて自滅してしまう。
ひとりで考えてこの解に至った人間は、それが正解だと確信を持って思えるだろうけど、ファンサイトで「犯人は○○だ」「いや、そんな簡単なはずがない」「ノートの件はこうも考えられる」「声の件はこうも考えられる」といったやり取りを目にしてしまうと、どうしてもそちらにミスリードされてしまう。
原作者からすれば、「しめしめ、計算通り」だろうな。
でも、個人的には、「あーあ、やっちゃったなー」という感じですね。
「それはやっちゃダメだったんじゃないの?」という感じ。
なぜなら、これは「視聴者の予想を下回ることで読みを外す」パターンだからです。
予想を裏切る場合は、必ず上回る方向で裏切らなければなりません。
それができない場合は、いっそ予想通りで正解者続出のほうがまだましです。
「予想を下回って外された、がっかりだ」というのと、「予想通りで簡単すぎるぜ」というのと、どちらが次回また挑戦してもらえるか、考えるまでも有りません。
懸賞金付き推理ドラマと言っても、その前にエンターテインメント作品なわけですから、犯人を当てられることが負けなのではなくて、楽しませられないことが負けなんですよね。
今回、下手をすると、ファンサイトに集うようなコアな安楽椅子探偵ファンと作品との信頼関係に傷を付けたかもしれないですね。
相手の力量を信頼するからこそ深読みするわけで、もしそれが崩れたら、「どうせ深く考えたって、また裏切られるかも知れないし」という具合に、推理に身が入らなくなります。
とまぁ辛口ですが、ぼく個人としては、がっかりはしましたがそれほど失望したわけでもなければ腹を立てているわけでもありません。
たしかに推理ものとしては物足りなかったけど、トータルでは楽しかったので。
次回もまた期待したいです。
by kude104
| 2006-03-11 19:37
| テレビ