世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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さあ、業界大変革の始まりですよ

アマゾン、今春から直接仕入れで委託販売・迅速に配達(NIKKEI NET)

このニュースだけでは詳細は分かりかねますが、もし、Amazonがとことんやる気なら、これはとんでもない大変革の前触れになるかも知れない。
一見しただけでは「卸業界、あやうし!」という単純な話に思えますが、もしかしたらそれだけでは済まない──かも知れない。

たとえば、かのスティーブン・キング氏が自作をいちはやく電子書籍にしてネット販売したことは記憶に新しいですが、ならば、今度はこういう空想が成り立ちはしまいか。

スティーブン・キング氏が、今後発表するすべての作品を自費出版し、Amazonのみで販売する──みたいな。
つまり、スティーブン・キング氏くらいの有名作家になると、出版社すら要らなくなるのではないかという空想。

作家が出版社経由で本を出版しなければならない一番の理由は、本を売り上げるための流通網と営業力を出版社に頼らざるを得ないからと言えます。
それがAmazonを使えば、Amazonの販売システムを使って全国に本を販売することができ、更に、Amazonアソシエイトという強力な宣伝ツールも利用できる。

作家にとっては出版社を介さなくてもいいので、取り分がものすごく増える。
もちろん、Amazonだけで絶対量としてどれだけの部数が売れるのかという問題はあるけど。
スティーブン・キング氏とかなら、問題なく売れちゃう気がする。

最初は大手出版社からデビューして名前を売って、ある程度有名になったら独立して作家の個人出版社を作ってAmazonで販売・・・という動きが出て来るのではないか。

それはまぁ空想が飛躍しすぎとしても、いわゆる売れ筋じゃない分野の書籍を作っている人達にとっては朗報だというのは間違いないでしょう。
専門書とかマニアックなものとか、本屋さんではあまり売れない類のもの。

全国の本屋さんで販売することを前提に企画すると、そういう売れ筋じゃない商品はなかなかゴーサインが出せませんが、少数だけ作ってAmazonで委託販売するという戦略なら、リスクが小さいので気軽にチャレンジできる。
でもって、そういう商品はネット経由の売り上げ率が高いだろうから、わりとペイするんじゃないだろうか。

と、そういったことが、書籍だけに限って起こるわけではない。
漫画でもゲームでもCDでもDVDでも、Amazonが扱う商品のすべてにおいて起こる。

いわゆる同人やインディーズなんかでメジャー級の人気を誇るものは、そのままAmazonで“メジャーデビュー”してしまえばいいという話にもなります。
こうなるともう、アマチュアとプロの境界線がどうなるのか想像もつかない。

もちろん、実際にそんなことが実現するかというとそう単純な話でもないでしょうけど、「そっちに向かって世の中が動いている」という予感めいたものを感じさせるニュースです。
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by kude104 | 2006-02-16 22:41 | PC&ネット