世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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ホームレス問題の解決には支援団体に期待したい

ホームレステント強制撤去 市側700人、もみ合いも(Yahoo!ニュース:産経新聞)

強制撤去をしたところで、追い出されたホームレスの皆さんは別のところにテントをお張りあそばされるわけですから、右のものが左に移るだけであまり意味がないように思います。
それだったら、公園をフェンスで囲んで閉じ込めてしまったほうが──というのは、もちろん冗談です。

ま、冗談はさて置き、強制撤去が根本的な解決にならないという意見には頷けるし、なんにしても無理矢理やるというのは、気分的にもよろしくない。
それに、撤去要員に700人も動員していたのでは、カネと手間暇が掛かってしょうがない。

さりとて、そのまま放置しておくというわけにも行かないでしょう。
景観の問題もあるし治安の問題もあるし、モラルの問題でもある。
自分の土地にテントを張って生活しているのなら誰も文句は言わないけど、そこ、あなたの土地じゃありませんから。
そりゃ、出てけって言われたら出ていかなアカンんやろ。

ですから、出ていってもらうのは当然として、問題は、いかにスマートに出ていってもらうかという点です。

そこで目を付けるべきは、支援団体の皆さんではないでしょうか。
彼らのホームレスを思う気持ちと行動力は、本当に素晴らしい。

彼らはなにも、「ホームレスは公園に住むべきだ」と思っていらっしゃるわけではありますまい。
ホームレスを公園から追い出すだけで良しとする行政に対して憤っていらっしゃるわけで、だったら、「ホームレスの自立を助ける」という部分では、行政と支援団体は協力し合えるはずです。

ホームレスの自立において、何が一番の問題となるかというと、まず社会的な信用のなさです。
これがないがために、部屋も借りられなければ職にも就けない。

ですから、まず支援団体の人たちに、ホームレスの身元引き受け人になっていただきましょう。
ホームレスのために人一倍尽力している皆さんですから、そりゃもう喜んで身元引き受け人になってくれるに違いありません。

なあなあの身元引き受け人ではイマイチ実効性にかけますから、ここはきちんと登録制にします。
身元引き受け人の社会的信用(まぁ、平たく言えば勤め先と年収ですね)を行政がきちんと調べて登録。
登録制にすることで、Aさんの身元引き受け人はBさんであるという公的な証明書の発行が可能になります。
これが、Aさんの社会的な信用を担保してくれるものになる。

で、身元引き受け人が決まれば、次は住むところを確保しましょう。
通常、大家さんにしてみれば、ホームレスに部屋を借すなんて・・・となります。
そこで身元引き受け人の登場です。
もし万が一、契約したホームレスが家賃を払わなかった場合は、身元引き受け人が代わりに払うし、もし何か迷惑をかけた場合は、身元引き受け人が代わりに補償する──という契約を結びます。
言わば、保証人になるわけですね。

これには、行政側が主体となって、「きちんとした保証人がいる人間の入居を、正当な理由なく拒んではならない」といったルール作りを推し進める必要があるでしょうが、これくらいは当然でしょう。

大家さんとしても、公的な身元引き受け人証明書があれば、ホームレスといえども安心して部屋を貸せると思います。

こうして住むところが決まれば、その時点でホームレスじゃなくなりますから、行政側としては一丁上がりです。
あとはまぁ職探しですが、ここから先はホームレス対策というより普通の失業対策の枠内で考えるべきことなので、ここではパス。

とまぁ、細々した点はともかくも、大枠としては「支援団体の人に実効的な支援をしていただこう」という考え方です。
ただ、問題は、果たして本当に十分な支援者が集まるのかという点です。
市の職員に対してワーワー言う分には良いけど、実際に自分の身を切る覚悟で支援するかと問われれば、誰だって尻込みするじゃない。
所詮は他人事だもんね。
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by kude104 | 2006-02-02 22:46 | 時事・社会