世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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デイトレードはローリスク・ハイリターン?

素人考えで、株についてつらつらと考えてみる。

株の大元の理念から言えば、半年や一年といった長期に渡って株を保有することが望ましいように思います。
しかし、株で儲けようと思ったら、素人考えではデイトレードのほうが儲かるような気がしてなりません。

たとえば、同じ一割の儲けが見込めるなら、その儲けを得るための期間は短ければ短いほどいい。
期待値として、デイトレードなら一日で一割儲けられると考えているプレイヤーに、「一年間保持しよう」と思わせるには、いったいどれだけの期待値を作り出す必要があるのだろう。

あるいは、リスクの面から考えてみる。
仮に、デイトレードがハイリスク・ハイターンで、長期投資がローリスク・ローリターンだと考えると、一応それなりに棲み分けが発生します。
儲けは少なくてもリスクを取りたくない人は、長期保有してくれますよ、と。

でも、果たして本当に、デイトレードより長期投資のほうがリスクが小さいのでしょうか?
素人考えだと、むしろ、デイトレードのほうがリスクが小さいように思えます。

というのも、その会社が今日明日潰れずに存在している確率と、一年後に潰れずに存在している確率と、どちらが高いかという話です。
たとえば今回のライブドアの一件でも、株を保有していたから巻き込まれてしまったわけですよね。
その日に買った株をその日に売って利ざやを稼ぐやり方のほうが、こういう事態には、安全なのではないでしょうか。

ではなぜデイトレードのほうがハイリスクに思えるかというと、それはたぶん、ハイターンの裏返しでそう思えるだけなのではないか。
つまり、「大きく儲かるということは、逆に言えば、大きく損をすると言うことだ」と考えるわけですね。

でも、デイトレードが儲かるのは、単純に取引回数が多いからだと思うのです。
べつに一回の取引でドカンドカンと儲かるのではなくて、小さな儲けの取引を毎日積み重ねるから、トータルで儲かるという理屈です。
一回の取引におけるリスクとリターンは、デイトレードも長期投資も、さほど変わらないのではないか。

たとえば、株取引の才能が全く無くて負け続けの人がいるとして、全財産を失うのに、長期投資だと一年二年かかるけれど、デイトレードだと一日二日で終わるというだけの話なのではないか。
資金が無くなった時点で取引は続けられませんから、マイナスで底無しに負け続けていくわけではありません。
負ける額はどちらも同じです。

儲けるほうには天井が無くて、損をするほうには底があるわけですから、ローリスク・ハイターンと言ってもいいくらいです。
実際にそうなのかどうかは分かりませんが、デイトレードをしている投資家が持つイメージとしては、そうなのではないかと思います。

このイメージが意図的に作り出されたものかどうかはともかく、少なくとも、容認はされているように思います。
表向きは「マネーゲームのような投資は好ましくない」と言いつつ、本音はきっと「どんどんデイトレードをやってくださいね」てな感じでしょう。
それで株価は押し上がっていますし、証券会社としては手数料がバンバン入ってウハウハだもんね。

それはそれで良いとして、その一方で、もうちょっと長期保有に旨味を作るべきなんじゃないかという気がします。
長期保有は株価を安定させ、企業活動を安定させ、引いては社会を安定させることに繋がります。

そこで考えたのは、長期投資向けの市場を作るというのはどうでしょう。
購入した株は、たとえば最低1ヶ月間は保有しなければならない、みたいなルールで長期投資が義務付けられている市場。
安定株主を集めて経営したいという企業は喜んで上場するんじゃないかなぁ。

たとえばベンチャー向けの市場があるのですから、安定企業向けの市場があってもいいじゃないですか。
で、企業の成長段階に応じて、市場を移って行けると面白い。
初めはベンチャー向け市場で上場して、大きくなってきたら一般向け市場に移り、安定してきたら長期投資向け市場に移る、みたいな。

いやまあ、素人の戯言ですけど。
長期投資向け市場は悪くないアイデアだと思うんだけどなー。
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by kude104 | 2006-01-19 23:59