世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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ジブリの次回作

ジブリの次回作が、宮崎駿さんの息子さんが監督で『ゲド戦記』だと知ったときは、「ひでー」と思いました。

『ゲド戦記』は、ぼくも小学生の時分に読んだんですが、ぼく個人としてはさほど思い入れがありません。
でも、世界的にかなりのビッグタイトルだというのは間違い無くて。

『指輪物語』『ナルニア国物語』と、『ゲド戦記』と並び称されるであろうファンタジー文学が、それぞれハリウッドで映画化され高い評価を受けている(らしい)というこの流れを受けて、ジブリで『ゲド戦記』ってのはさあどうだろう?というのが先ず第一印象としてある。

うーん、つまり、かたやファンタジー世界を(CGを使ったとは言え)見事に実写化して見せた。
それに対して、アニメーションで映像化という時点で、ちょっとインパクトが弱いよなぁ・・・と。
むろん、そりゃ美しい映像を見せてくれるんだろうけど、でも、「これ、実写化したら、どうなっただろう?」って興味が付いてくるんじゃないかなぁと。

加えて、ジブリの原作物って、なんだかんだでけっこう独自の脚色を施しちゃうじゃないですか。
それこそ、設定だけ借りてきて・・・みたいな。
たとえば、日本の著名なアニメがハリウッドでそういう映画化をされたら、「日本人ファン、失笑」みたいなことになるでしょ。
同じことにならなければいいが・・・という心配を覚えます。

そして。
宮崎駿さんの息子さんが監督を務めるというのが、やっぱりどうも・・・ね。
いわゆる「世襲」というだけでも、「正直、それどうなの?」と思うのに、宮崎吾朗さんはアニメ監督の経験はまるでないとか。
建設コンサルタントで、『三鷹の森ジブリ美術館』前館長という肩書きとか。
さすがに、それって・・・という感じがします。
他のアニメ監督さんにしてみれば、「アイツよりも俺だろう」みたいな気持ちになるんじゃないかなぁ。

──と、かなり否定的な印象しか持っていなかったんですが、スタジオジブリの公式サイトにある制作日誌監督日誌を読んで、ちょっと考えを改めました。

最初に知ったときは、ぶっちゃけ、「宮崎駿の息子が監督」というのを売りにした安易な企画だ──くらいに思ったわけですが、作っている人たちにとっては、監督が誰の息子だろうと関係ないに違いない。

企画が安易というのなら、「宮崎駿の息子だから」ということで「どうせたいした作品じゃないな」と判断したぼく自身、安易じゃないか。

もちろん、監督さんに経験・実績がまるでないわけですから、ダメな可能性は大いに高い。
『ゲド戦記』という選択もどうだろう・・・と思う。

だけど、作品を見もしないうちに「息子だからってだけで・・・」みたいなことを言うのは止めた。
それを言っていいのは、実際に作品を見て、それがヘボかったときだけだね。
それまでは、単に「経験のない無名の新人を監督にした。ジブリ、大丈夫か?」くらいに留めておくのが良かろうと思う。

ぜひとも、最高に面白い映画を作ってぼくらを黙らせて欲しいと、心から思います。
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by kude104 | 2005-12-20 23:56 | 映画