世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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スクラッチゲーム

2~3年前から利用しているポイントサービスがあります。
送られて来る広告メールにあるリンクをクリックするとポイントが溜まるやつ。
お小遣い稼ぎ・・・というか、以前にネットでお買い物をした際に、ついでに登録してそのまま惰性で利用しているといった感じ。
まぁ、くれる物はもらっておこう、みたいな。
なので、まだ一度もポイントを交換したことが無くて、けっこう貯まっています。

それで、もうずいぶん昔の話になりますが。
最初は、もらえるポイントの額は毎回決まって5ポイントでしたが、あるときから、「スクラッチゲーム」が導入されました。
5つある“スクラッチ・シール”のどれかひとつを選ぶと、1~9ポイントのいずれかがもらえるという仕組みです。
(ちなみに、9ポイントをGETしたことがないので、これが本当に上限かどうかはわかりませんが)
よくあるスクラッチカードですね、いわゆる。

で、今回言いたいのは。
「どうも、やたらと1ポイントばかり出る気がしてしょうがない」ってことです。

いやいや、分かっている。
こういうのは、実際の確率以上に多く感じてしまいがちだということは。
それでもたぶん、実際にやるのは大人気無いと思ってやっていませんが、成績表を付ければ、たぶんフラットな確率以上の数値を叩き出すに違いないという自信があります。

おそらく、GETするポイントを平均すると、2~3くらいじゃないかと思います。
少なくとも、5を上回ることはないと強く思う。

実際に印刷されたスクラッチカードと違い、コンピュータ上のスクラッチカードは、プレイヤーが選んだ後に、それが何ポイントであるかを決めることができます。
つまり、どの“スクラッチ・シール”を選んでも一緒、すべてが1ポイントである可能性は否定できない。
コンピュータならそういうことができるし、もし仮にやられたとしても、プレイヤーにはそれを暴き立てる術がありません。

ここでひとつ念を押しておくと、そのポイントサービスがそういう“ずる”をやっているに違いない!と言いたいのではありません。
「やろうと思えばできる」という事実と、それゆえに、「そういう疑惑を持たれやすい」という傾向についての話です。

ぼく個人としては、もし仮にそういう“ずる”が行われていたとしても、別に腹は立ちません。
もともと、無料でこっちが一方的に“得”をしているわけですから。
1ポイントでも、もらえりゃ有り難い・・・というか、そもそも、何ポイント貯まっているかに興味が無いので。

むしろ、多かれ少なかれ、そういうことはやって当然だとさえ思います。
あり得ないとは言え、全員が全員に毎回9ポイントを当てられたのでは、おそらくけっこうピンチになってしまうでしょう。
となれば、全体として一定のバランスを保つよう出目を操作し調整するのは、まぁ当然の設計かなと思います。
それが出来るのがコンピュータの利点であるわけですし。

仕組みとしては簡単です。
利用者ごとに過去10回くらいの発行ポイントをデータとして保存しておいて、だいたい平均してこのくらいという値になるように、新しく発行するポイントを決めれば良いだけです。
あとは、多少ランダムにして煙幕を張ればいい。

「そういう操作は一切行っていません」と公言して、実は裏でやっているというなら“ずる”ですけど、公言せずにやる分には全然“ずる”でも“不正”でもない。
むしろ、感心すらします。

発行ポイントを、5ポイントからたとえば3ポイントに減らしますというと、利用者の反感を買うでしょう。
しかしながら、「スクラッチゲーム」を導入しますというと、単純に5ポイントが発行されるよりもゲーム性があって楽しい、しかも上手くやれば9ポイントGETもありますよと言うと、すごく“得”した気持ちになります。
でも、実は平均すると3ポイントに減っているんですよ──というやり方は、実に見事だなぁと思うのです。

ただ。
もし本当にそうだとするなら、あまり"1"を頻繁に発行するのは「まだまだ甘いな」と思うんですよね。
画竜点睛を欠くというか。

最低ポイントである"1"は「損をした」として、強く印象に残ってしまいます。
ですから、ぼくなら"2"を使う。
"2"なら、たしかにガッカリだけど、"1"じゃないからまぁいいやという気持ちになります。
そうして、印象がぼやける。

"1"は、本当にごくたまに、「これを引いたら負け」と印象付けるために使う程度でいい。
あとは、"2"をベースに、たまに大きな数字を出すようにする。
そうすれば、平均すると負けているにもかかわらず、なんとなくトントンか、あるいはたまの勝利が印象強くて、むしろ勝っている気分にさえなるでしょう。

ぼくならそうする・・・なんて言うと、今後もしそういうサービスを手がけたときに、あらぬ疑いを持たれる恐れがありますが。
まぁ、やるやらないは別の話で、もし仮にやるとしたら、それくらい巧妙にやるのが“正しい”という話です。
サービス業って、言うなればいかにお客さんを楽しませるかということなんで。
騙すなら、上手く騙すほうが美しいと思うのです。
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by kude104 | 2005-11-28 19:16 | PC&ネット