世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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ジョン万次郎

今日の『その時歴史が動いた』はなかなかに面白かった。
テーマはジョン万次郎。

なかなか自分からジョン万次郎についての知識を仕入れようとは思わないけど。
こういう自分のアンテナから外れているテーマを「こんなのも面白いですよ」と紹介してくれるのが、テレビの良いところだと思います。

で、ジョン万次郎。
面白いなぁと思ったのは、偶然と必然が織り成す数奇な人生。

貧しい漁師の次男坊として生まれた万次郎さんは、14歳のとき、初めての漁に出ていきなり嵐にあい遭難。
伊豆諸島の無人島に流れつき、そこで4ヶ月以上にわたってサバイバル。
そして、たまたま通りかかったアメリカの捕鯨船に救助されます。

しかし当時、外国船は日本に近づけなかったため、帰国できず。
でも、助けてくれた船長さんがいいひとで、そのままアメリカに渡り、船長さんの家で面倒を見てもらうばかりか、学校にも通わせてもらいます。

で、現地の学校を首席だかなんだかの優秀な成績で卒業し、捕鯨船の船員になり、副船長にまで出世する。
しかし、日本の鎖国政策が捕鯨船仲間に評判が悪いことを憂えて、ついに、鎖国政策をやめさせるため帰国を決意。
いやいや、あなた単なる一漁師ですから。

帰国の資金を稼ぐため、ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアで砂金採りを始めます。
その結果、2~3ヶ月で600万円くらいを稼いだとか。
すげぇ。

で、密入国的に帰国するけど、やっぱり役人に捕らえられてしまいます。
鎖国の禁を犯した容疑で徹底的に取り調べられ、結局自宅軟禁的な処遇に。
まぁ、処刑されなかっただけラッキーと言えばラッキーですが、アメリカでの生活を思えば、帰ってくるんじゃなかった・・・てな感じだったでしょうね。

世が世ならここで彼の人生は終わっていたでしょうが、ちょうどそのころ、黒船が来航します。
アメリカの内情に詳しい者など国内に誰一人いません。
もちろん、彼を除いて。

ということで、いきなり幕府直参として登用されます。
すげぇ。もとは貧しい漁師のせがれだったのに。

そして、通訳として、のちの日米和親条約の締結に臨むことになるわけです。
「鎖国をやめさせる」なんて大言壮語を吐いてアメリカを発った漁師が、本当に実現させちまうのか・・・。
と思ったら、直前にスパイ容疑をかけられて通訳を外されてしまいます。

でも彼は諦めず、お偉いさんにお願いして、話し合いの行われている部屋の隣でこっそり通訳を行い、大活躍します。
その甲斐あって、見事に日米和親条約が締結され、日本は開国、時代は明治へと動いていくというお話です。

こうして見ると、基本的に偶然の積み重ねなんですけど、それでも、その状況状況で彼が最善を尽くしたんだろうなぁというのが覗われます。
その努力する姿勢が、あるいは彼の持つ才覚が、偶然を引き寄せたのではないかと、そんなふうに思えます。

そして、もし彼がいなければ日本の歴史は大きく違っていただろうと思うと、「歴史の神様」が彼にその役目を割り振ったのではないかと、そんなふうにも思えてきますね。
もちろん、結果論では有るのですが、ドラマチックで面白いです。
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by kude104 | 2005-11-09 23:59 | テレビ