世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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将棋ソフトが人間を超える日

ソフトと対局に「待った」 日本将棋連盟が全棋士に通知(asahi.com)

なかなか興味深いニュースです。
プロがソフトに負けて権威が失墜することを恐れた・・・というよりは、コメントにもあるように、対局にもったいをつけて価値を高めようという思惑が強かろうとは思いますが。

でも、いずれにしても、プロと“互角”に戦えるところまでソフトが進歩したということですね。
すごい。

この先、もしソフトがプロよりも強くなったら・・・と考えると、面白い。

将棋ファンは、ソフト対ソフトの対局にも果たして興奮するのだろうか?
「そんな、コンピュータが打つ機械的な手に興奮なんてしない」という気もしますが、でも、指される手が間違い無く至高対究極だったら・・・。
それこそ、人知を超えたレベルで繰り広げられる戦いがそこにあるとしたら、否応無く興奮してしまいそうです。

ただ、NHK教育なんかの将棋番組でソフト対ソフトの対局を、人間のなんちゃら九段とかが解説する様を想像すると、なんだかやっぱり笑えますけど。

ま、個人的には、将棋では、どうしたってやっぱり人間が強いんじゃないかなぁと思いますけど。

「考えられるあらゆる手を何万通りと試して、その中の最善の手を選択する」といったことはコンピュータの方が強いですが、問題は、「最善の手」の評価をどのようにして行うかというところ。
この評価式は当然プログラムとして与える必要がありますから、その前段階として、人間が将棋の手の良し悪しを評価する式を作らなくてはなりません。

つまり、式を作った人間以上には、コンピュータは強くなれない。
もちろん、計算量で凌駕することが出来ますから、評価式が同じレベルならコンピュータのほうが強いってことになるでしょうけど。

ただ、トップレベルの棋士が持ついわゆる直感やひらめきといったものは、評価式に落とし込めるようなものではない気がします。
なので、その分はどうしてもコンピュータの評価式が劣るでしょう。

そしてもし、人間とコンピュータがタイトルを懸けて真剣に対局するといったことになれば、人間は当然コンピュータの打ち筋を研究するでしょう。
コンピュータの打ち筋がある程度わかってしまえば、人間の場合は、それに合わせて戦略を変えることが出来ます。
でも、コンピュータのプログラムを対戦相手に合わせて変えるのはほぼ不可能ですから、この点でも人間が有利ではないかと思うのです。

ただ、もしかしたら、過去のすべての棋譜を記憶して、現在の盤面と照らし合わせて最善のものを選択する・・・といったことをコンピュータが出来て、将棋で起こり得る局面がすべて出尽くしたときには、人間はコンピュータに勝てなくなるでしょうね。

もし、そうなったら・・・でも、やっぱり人間は、人間対人間の対戦を楽しむのだろうと思います。
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by kude104 | 2005-10-17 22:56 | PC&ネット