世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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狙われた“自殺サイト”

今日のNHK『関西クローズアップ』は、「狙われた“自殺サイト”」をテーマに放送していました。
まぁ、夕食の準備中に点けっぱなしにしていただけなので、見るとはなしに見ていたって感じですが。

自殺サイトの利用者が、心の弱みに突け込まれて誘い出され、犯罪に巻き込まれるケースが後を絶ちません、といった内容だったと思います。

見ていると、「こういったサイトに対して、何か対策はないものだろうか」といった方向で話が進んでいるように感じられたのですが・・・。
技術的にこうしましょう、法的にこうしましょうとか、それってなんだか対処療法的だよなぁと感じました。

なんだろう。
自殺サイトの利用者が、「つらいんです、死にたいんです」と掲示板に書き込む。
それを見た人から「分かる分かる、自分もそうです」というリアクションが返ってくると、それでもう一気にシンクロしちゃう。
「この人なら分かってくれる」と一気に信じちゃう。

インターネット上でのやり取りというのは、基本的には文字だけのやりとりなので、ものすごく情報量が少ない。
情報量が少ないというのは、逆に言えば、想像で補う範囲が大きいってこと。
だから、勝手に自分のいいように想像してしまう。

ぼくだって、たとえばブログやmixiなんかで女性のユーザがいると、勝手にキレイな人のイメージで想像しちゃうもん。
誰だって、見ず知らずの異性をイメージするときに、自分の嫌いなイメージを思い浮かべる人はいないでしょ。
つまり、そういうこと。

自殺サイトの利用者は、意識的にしろ無意識にしろ、「私の話を聞いて欲しい、私を理解して欲しい」と思って書き込むわけで、つまりは理解者を欲している。
そこに共感を示すリアクションが寄せられると、それだけで一気に「この人こそ自分の求めている理解者だ」と想像してしまうのだろう。

求める気持ちが強ければ強いほど、そして、想像で補える余地が大きければ大きいほど、一気にシンクロしてしまう。
その点で、心が弱っちゃってる人がネット上で理解者を探すのは、非常に危険な行為だと思います。

でも。
だから、そういう人の自殺サイトへのアクセスを防ぎましょうってことで、問題は解決になるのだろうか。

ぼくにしてみれば、そもそも、そこまでして理解者を求めてしまうほどの孤独感ってのが分からない。
キミの周りに誰か話を聞いてくれる人はいないのかとも思うし、キミが求めているような理解者なんて、ネットだろうとリアルだろうといやしないんだよとも思う。

いずれにしても、そういった利用者の孤独感こそが問題なのではないかと思うのです。
それをどうやって取り除けばいいかなんて皆目見当もつかないけど、自殺サイト以外に、何かそういう駆け込み寺的なものあればいいのにと思う。

たとえば、政府かNGOかどこかが、自殺サイトに代わる孤独な人のための駆け込み寺的サイトを作るとかさ。
要は、自殺サイトへのアクセスを別のサイトに奪っちゃえば、自殺サイトで犯罪に巻き込まれることも無くなるわけだし。

心底死にたい人間が自殺サイトを利用して犯罪に巻き込まれるのは、それはもうどうしようもないなぁ。
それこそ、死ぬ気で自衛してもらう以外にない。
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by kude104 | 2005-09-23 23:59 | テレビ